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ビートルズ解散後、ポールの70年代を、リンダとの絆を通して描く新ドキュメンタリー製作決定
ポール・マッカートニーの事業を管理するMPLとユニバーサル ミュージック グループの映画・テレビ部門であるポリグラム・エンターテインメント(Polygram Entertainment)が、ザ・ビートルズ以降のポール・マッカートニー(Paul McCartney)の人生とキャリアを追った長編ドキュメンタリー映画の制作を発表した。
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その内容
『Man On The Run』という仮タイトルが付けられた今作は、故リンダ・マッカートニーとの関係がいかにしてビートルズ解散後の彼のキャリアを支え、以降のウィングスの結成や目覚ましい功績を残すことになる新たな作品の創作に繋がっていったのかを記録するものだ。
今作に全額出資するMPLとポリグラム・エンターテインメントが、Tremolo Productionsと共同製作・提供する同映画には、ポールとリンダによるホーム・ビデオや写真といったこれまでに前例のない未公開資料や、新たに撮影されたインタビュー映像などが収められている。
今作の監督を務めるのは、『バックコーラスの歌姫たち』やアンソニー・ボーデインのドキュメンタリー『ロードランナー』、『ミスター・ロジャースのご近所さんになろう』などで知られるモーガン・ネヴィルで、プロデューサーには、モーガン・ネヴィルに加え、ミシェル・アンソニー、デヴィッド・ブラックマン、ケイトリン・ロジャーズ、スコット・ロジャー、MPLのベン・チャペルらが名を連ねている。
同ドキュメンタリーは、ビートルズ解散後、ポール・マッカートニーが次の道に進むために、多くのハードルを乗り越え、後に1970年代最大のバンドのひとつとなるウイングスの成功へと繋がる全く新しい方向性の音楽制作に取り掛かるシーンから始まる。
ローファイ・アプローチを取り入れたセルフタイトルのソロ・デビュー作、リンダ・マッカートニーとの共同クレジットによりリリースされた2作目の『Ram』、そしてウィングスの結成を経て、『Band On The Run』『Venus And Mars』『At The Speed Of Sound』『Wings Over America』『London Town』という名盤の数々を作り上げていくまでの創作過程を追っていく。
また、1966年にザ・ビートルズがツアー活動を休止した後、ポール・マッカートニーがライヴ活動に復帰し、70年代にウィングスをアリーナ級の人気ロック・バンドへと押し上げていく様子を親密かつ個人的な記録を通して描く本作は、史上最も重要なレコーディング・アーティスト、ソングライター、パフォーマーの非凡な人生における極めて重要な時期を、ユニークかつ深く掘り下げている。
関係者のコメント
プロデューサーの1人、ミシェル・アンソニーはこの映画について次のように述べている。
「核心には、リンダとポールの不滅の愛、そして、史上最も歴史的な音楽グループに所属していた彼が、自分だけのヴォイスを見つけ出していく物語があります。私たちの映画は、ポールの人生の中で最もクリエイティブな時期の一つであり、世界中の人々や文化に影響を与え続ける重要且つ伝説的な作品を生み出した時期の一つを辿っています。ポールとリンダの個人的なアーカイブの宝庫に前例のないアクセスを得て、この物語を紹介できることを光栄に思っています」
監督のモーガン・ネヴィルはこう付け加えた。
「生涯、マッカートニーに関するあらゆることを追いかけてきた者として、1970年代は彼の物語の中でまだ十分に検証されていない素晴らしい時期であると常に感じてきました。偉大なアーティストの人生と作品にとって決定的とも言えるこの時期を検証し、再評価する機会をもらえたことを非常に嬉しく思っています」
Written By Paul Sexton
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