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米人気ドラマ『The Last Of Us』第3話でリンダ・ロンシュタットがフィーチャーされ4900%の急上昇

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Linda Ronstadt - Photo: Ed Perlstein/Getty Images

PlayStation®の人気ゲームを実写化した米HBOのドラマ・シリーズ(日本ではU-NEXTにて配信中)『The Last Of Us』の第3話で、グラミー賞にノミネートされたリンダ・ロンシュタット(Linda Ronstadt)のバラード曲「Long Long Time」がフィーチャーされ、Spotifyによるとアメリカでの再生数が4900%と急上昇を記録している。

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The Last of Us | Inside the Episode – 3 | HBO

感動的なエピソード

リンダ・ロンシュタットの「Long Long Time」は、同エピソードで描かれる最も重要なシーンの一つのサウンドトラックとして登場する。

ニック・オファーマン演じるゲイのビルは、世界的なパンデミックによる感染、そしてセクシャルマイノリティを受け入れようとしない共和党による軍の強制移住に従わず、地下に隠れて自宅と地域の安全対策に多大な時間を費やしてきた。ビルがたった一人で4年も過ごしていたある日、ビルが仕掛けた罠にマーレイ・バートレット演じるフランクがかかり、初対面のビルは警戒しながらも、シャワーと食事を提供するために彼を自宅へ招き入れる。

食事中にピアノに気づいたフランクは、ビルが持っているさまざまな楽譜に目を通し、リンダ・ロンドスタットのベスト盤で手を止めた。拙い演奏に合わせて「Long Long Time」の歌い始めたフランクを見て、ビルはすぐにピアノを交代し、美しい演奏を披露する。それがきっかけとなり、二人はキスを交わし、物語はその後、パンデミック中の彼らの長い関係を描いていき……。

このエピソードが放送されると、海外では「テレビドラマの最高の回の一つだ」「このエピソードは愛とともに記憶の中で長く生き続ける」と絶賛の声が上がっている。

「Long Long Time」の選曲理由について監督のクレイグ・メイジンに尋ねた米Variety誌に対して、監督は次のように話している。

「(劇中で)憧れや痛み、果てしない片思いに関することを表現するような曲が必要なんだとはわかtっていた。でも、私はどうしてもその場面にあう正しい曲を見つけることができなかったんです。色々と探していたんだけど、友人のセス・ルデツキーにメールをしました。彼は(ラジオ局)シリウスXMオンブロードウェイの司会者で、とても博識な人なんです。彼に自分が必要な要素を尋ねたら、2秒後に『リンダ・ロンシュタットの”Long, Long Time”だよ』って返信してくれた。それを聴いた私も“これだ!”と思いました」

Long Long Time (Remastered)

リンダ・ロンシュタットのセカンド・アルバム『Silk Purse』からのシングルとして1970年にリリースされた「Long, Long Time」は、彼女がソロ・キャリアを確立していく上で、多くの扉を開いた。

この曲は、ポップな聴衆には「カントリー調すぎる」というレーベルの懸念をよそに、カナダでTOP20にチャートインし、グラミー賞では、ボビー・ジェントリー(「Fancy」)、アン・マレー(「Snowbird」)、ダイアナ・ロス(「Ain’t No Mountain High Enough」)らと肩を並べて、最優秀女性コンテンポラリー・ヴォーカル・パフォーマンス賞にノミネートされた。

Written By Tim Peacock


「Long Long Time」収録アルバム

リンダ・ロンシュタット『The Best of Linda Ronstadt: The Capitol Years』
2006年1月30日発売
iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music




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