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米国議会図書館が2024年の全米録音資料登録簿を発表。ABBAやブロンディなど全25作品
米国議会図書館は、今年新たに全米録音資料登録簿(The National Recording Registry)に加わる25作品を発表した。
ABBAの『Arrival』とブロンディの『Parallel Lines』、グリーン・デイの『Dookie』、ノトーリアス・B.I.G.の『Ready To Die』、ザ・チックス(旧称ディクシー・チックス)の『Wide Open Spaces』などを含む、全リストは以下に掲載。
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・ABBA『Arrival / アライヴァル』解説
・ブロンディ『Parallel Lines』解説
同図書館で司書を務めるカーラ・ヘイデンは次のように述べている。
「米国議会図書館は、全米録音資料登録簿を通じて、アメリカの歴史と多様な文化のサウンドを保存できることを誇りに思っています。我々は今年、パートナーとともに、過去100年の音楽からコメディまで、保存に値する貴重な音源を選出しました。一般からの推薦が過去最多を記録したことに感激しています。次に何を保存すべきかについての一般の方々のご意見をお待ちしています」
先日は、エルトン・ジョンとバーニー・トーピンがポピュラー音楽で世界の文化に大きな影響を与えた作曲家・演奏家に贈られる米国議会図書館の“ガーシュウィン賞”を授与されることが発表された。
2024年の全米録音資料登録簿は以下の通り:
“Clarinet Marmalade” – ジェイムス・リーズ・ヨーロップ中尉率いる第369米歩兵音楽隊 (1919)
“Kauhavan Polkka” – ビオラ・トゥルペイネン&ジョン・ローゼンダール (1928)
ウィスコンシン民謡集 (1937-1946)
“Rose Room” – ベニー・グッドマン・セクステット、チャーリー・クリスチャン (1939)
“Rudolph, the Red-Nosed Reindeer” – ジーン・オートリー (1949)
“Tennessee Waltz” – パティ・ペイジ (1950)
“Rocket ‘88’” – ジャッキー・ブレンストン&ヒズ・デルタ・キャッツ(1951)
“Catch a Falling Star” / ”Magic Moments” – ペリー・コモ (1957)
“Chances Are” – ジョニー・マティス (1957)
“The Sidewinder” – リー・モーガン (1964)
“Surrealistic Pillow” – ジェファーソン・エアプレイン (1967)
“Ain’t No Sunshine” – ビル・ウィザース(1971)
“This is a Recording” – リリー・トムリン (1971)
“J.D. Crowe & the New South” – J.D.クロウ&ザ・ニュー・サウス (1975)
“Arrival” – ABBA (1976)
“El Cantante” – エクトル・ラボー (1978)
“The Cars” – ザ・カーズ(1978)
“Parallel Lines” – ブロンディ (1978)
“La-Di-Da-Di” – ダグ・E・フレッシュとスリック・リック (MCリッキー・D) (1985)
“Don’t Worry, Be Happy” – ボビー・マクファーリン (1988)
“Amor Eterno” – フアン・ガブリエル (1990)
“Pieces of Africa” – クロノス・カルテット (1992)
“Dookie” –グリーン・デイ(1994)
“Ready to Die” – ザ・ノトーリアス・B.I.G.(1994)
“Wide Open Spaces” –ザ・チックス (1998)
Written By Will Schube
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