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俳優にしてピアニスト、ジェフ・ゴールドブラムの新作『I Shouldn’t Be Telling You This』詳細発表

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9月 16, 2019

この夏初出演したグラストンベリー・フェスティバルでのパフォーマンスが最も印象に残るライヴ・アクトの一つとして絶賛され、同ステージにて新たなアルバムを制作中であることを発表したジェフ・ゴールドブラムが、ファースト・アルバムよりもさらにリスナーを楽しませてくれる新作の詳細を明かしている。長年活動を共にするザ・ミルドレッド・スニッツァー・オーケストラを率いた魅惑的なニュー・アルバム『I Shouldn’t Be Telling You This』は、驚くべき豪華な顔ぶれをデュエット・ゲストに迎え、デッカ・レコードから全世界で2019年11月1日にリリースされる予定だ。

昨年リリースしたデビュー作『The Capitol Studios Sessions』は批評家たちに大絶賛され、イギリスとアメリカの両ジャズ・チャートで見事1位に輝いた。タイムズ紙は、ジェフ・ゴールドブラムについて「ジャズは楽しくあるべきものだということを私たちに思い出させる」ための重要な役割を果たしていると称した。デイリー・テレグラフ紙が「まるで彼の演技のように自由奔放で即興性に溢れる」と評するように、ジェフ・ゴールドブラムは全く独自のスタイルによって、自身の俳優としてのカリスマ性や奇抜さをそのピアノ演奏に反映させているのだ。

今回新たに発売されるニュー・アルバムの中ではジェフ・ゴールドブラムの巧みなピアノ演奏だけでなく、彼自身がメイン・ヴォーカルを務める「Little Man, You’ve Had A Busy Day」などで、その非常に独特な魅力に溢れる歌声を堪能することができる。オリジナルとしては1934年にデッカ・レコードから初リリースされたこの楽曲は、2人の幼い息子の父親である彼の辛辣な思いが込められている。

彼の子守唄で締め括られる今作には、彼が自身の音楽を通して出会ってきた非凡なるヴォーカリストたちを迎えているが、初めてジャズに挑んだアーティストたちもいる。大成功を収めたグラストン・ベリーのステージで共演したシンガーソングライターのシャロン・ヴァン・エッテンは、今作のファースト・シングルとなるアーヴィング・バーリンの名曲「Let’s Face The Music And Dance」でメイン・ヴォーカルを披露している他、ブリット・アワードやマーキュリー賞でのノミネート歴を誇るアンナ・カルビは、ウェス・モンゴメリーの「Four on Six」とマリアンヌ・フェイスフルの「Broken English」のマッシュアップでジェフ・ゴールドブラムと共演を果たしている。

Let's Face The Music And Dance (Audio)

フランク・シナトラの1954年のヒット曲「Don’t Worry ‘Bout Me」では、グラミー受賞歴を誇るフィオナ・アップルを、イナラ・ジョージの「The Beat Goes On」ではソニー&シェールをそれぞれゲストに迎えている他、1939年のヒット曲「If I Knew Then」は、今LAで最も人気のジャズ・シンガーのひとりであるジーナ・サプートと共にレコーディングしている。近日、素晴らしい経歴を持つさらなる2人の大物ゲストが発表される予定だ。

さらに、バラエティーに富んださまざまな世界的ヴォーカリストたちとの共演曲の合間に収録されているハービー・ハンコックの「Driftin」、ラロ・シフリンの「The Cat」といったインストゥルメンタル曲では、ザ・ミルドレッド・スニッツァー・オーケストラが目もくらむばかりの即興演奏を披露している。

デッカ・レコードの副社長であるトム・ルイスは、「ジェフ・ゴールドブラムは、ジャズの伝承者です。彼はインディー、ソウルやポップ界の素晴らしいアーティストたちを、彼が創り出す魔法のようなジャズの世界へと誘っているんです。この作品には、活力やかっこよさ、そして活気が漲っています。私たちの音楽的人生においてジェフ・ゴールドブラムに出会えたのはとても幸運ことなのです」とコメントしている。

ジェフ・ゴールドブラムがピアノ型のプールに浮かぶステージに置かれた白いグランド・ピアノを演奏する今作のジャケット写真の撮影は、フランク・シナトラの家で行われた。

ハリウッドの奥まったところに佇むヘンソン・レコーディング・スタジオ（ハーブ・アルパート、ジョン・レノン、カーペンターズ、ジョニ・ミッチェル、そしてキャロル・キングなどの作品でも知られる）でレコーディングが行われたタイトル曲「I Shouldn’t Be Telling You This」では、ジェフ・ゴールドブラムとザ・ミルドレッド・スニッツァー・オーケストラが再び唯一無二のスウィングを披露している。

Written By Tim Peacock