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ハリウッドの名優、ジェフ・ゴールドブラムが名門デッカ・レコーズと契約
デッカ・レコーズ・グループがジェフ・ゴールドブラムとの契約を発表した。
ゴールドブラムは1986年公開の映画『ザ・フライ』で主演を務め、その後も『ジュラシック・パーク』シリーズ、『インデペンデンス・デイ』、『グランド・ブタペスト・ホテル』そして最近では『犬ケ島』などに出演。今まで演じてきた数々の名キャラクターが世界中で愛されているゴールドブラムだが、幼少期からピアノを弾き、ここ20年ほどは彼自身のジャズ・バンド、ザ・ミルドレッド・スニッツァー・オーケストラとともにNYのカフェ・カーライルやLAなどでもライヴを行っていることはあまり知られていない。
昨年、英国BBC人気のトークTV番組「グラハム・ノートン・ショー」にソウル/ジャズ・シンガー、グレゴリー・ポーターと共に出演。そこで披露されたナット・キング・コールの名曲「モナ・リザ」のパフォーマンスにおけるゴールドブラムの独特でありながら自然なスタイルのピアノ演奏にデッカ・レコーズの役員らは感銘を受け、すぐに彼と契約を取りつけようと渡米した。
ゴールドブラムはデッカとの契約についてこうコメントしている。「いつの時代も最もクールで一流のレーベルのひとつ、デッカの素晴らしい人たちの仲間に入れてとてもうれしいです」。
映画、TV、舞台で活躍するジェフ・ゴールドブラムは幼い頃から家でジャズを聴いて育った。彼の父はエロール・ガーナーを愛聴していたそう。ピアノではクラシックのレッスンから入ったが、すぐにジャズへ転向。15歳の頃にはピッツバーグのホテルのカクテル・ラウンジなどで演奏していた。そして50年後となる今年にデビュー・アルバムを録音する運びとなった。
撮影のないときには、ここ数年自身がライヴも行い、L.A.の「ロックウェル・テーブル・アンド・ステージ」でゴールドブラムは週に一度のヴァラエティ・ショーのホストを務めており、彼の情熱あふれるジャズへの愛、即興のコメディのスキルの高さが散りばめられておりL.A.の地元の人たちからも人気となっている。
デッカ・レコーズのA&Rディレクター、トム・ルイスは今回の契約についてこのように語っている。
「私でも言えることは、誰もがジェフ・ゴールドブラムを愛しているということです。それは普遍的な真実のようなものです。私たちは彼をデッカに迎えられることを大変うれしく思っています。彼は素晴らしいジャズ・ピアニスト、素晴らしいバンド・リーダーであり、世界でもっとも素敵な人でもあります。彼のジャズへの愛は他の人にも伝わる力があり、彼が演奏するたびに誰もがとても幸せな気持ちになるんです。小さな方法かもしれませんが、ジェフの音楽を皆さんの家で聞いてもらうことができれば、世界をより幸せな場所にする手助けとなりうるでしょう」。
デッカから発売されるアルバムの詳細は後日発表される。