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インコグニート、デビュー40周年を祝うBOXセット発売を記念し「You Are In My System」のMV公開

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Incognito - Photo: Frederic Ragot/Redferns

ブリット・ファンクのパイオニアであるインコグニート(Incognito)のデビュー・アルバム『Jazz Funk』40周年を祝う全106曲入り、8枚組CDボックスセット『Always There 1981-2021: 40 Years & Still Groovin’』の発売を記念して、「You Are In My System」のミュージック・ビデオが公開された。

エフェクトと遊び心に溢れる同ビデオの中で、ダンサーは、ブルーイ(Bluey)とバンドの演奏にあわせて家中を移動しながらダンスの振り付けを披露している。

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Incognito – You Are In My System ft. Bluey

ハードカバーのボックスにカード式のインナースリーブを収納したこのボックス・セットには、チャールズ・ワーリング執筆によるライナーノーツとバンドのアーカイブからの未公開写真の数々を掲載した52ページのブックレットが付属。

11月19日に発売された同ボックスのディスク1~5は、バンドの創始者であり原動力でもあるブルーイ監修によるもので、ディスク2と4には未発表曲が収録。さらに、ディスク6は1996年に録音された日本限定の貴重なライヴ・アルバムで、ディスク7と8は、バンドの長年のサポーターであり、彼らが7作のアルバムをリリースしたトーキング・ラウド・レコーズ( Talkin’ Loud)の主宰者ジャイルス・ピーターソンが監修を手掛けている。

52ページに及ぶブックレットには、チャールズ・ワーリングが、ブルーイとの最新インタビューをもとに執筆した10,000文字のエッセイが掲載されている他、ライナーノーツでは、ブルーイの子供時代から1980年代のブリット・ファンク・シーンでの初期の成功に至るまでの、インコグニートの軌跡を解説。

また、ジャイルス・ピーターソンが主宰するトーキング・ラウド・レコーズ時代に、彼らが再ブレイクを果たし、世界的な名声を獲得したこと、スティーヴィー・ワンダーやチャカ・カーンといった伝説的アーティストたちとの出会い、DomeやEdelなどの独立系レーベルでの近年の成功なども紹介されている他、ブルーイの個人的なアーカイブからのバンドの様々な姿を映した写真が散りばめられている。

Incognito – Parisienne Girl (HD)

アース・ウィンド・アンド・ファイアーのようなアメリカの大物グループにインスパイアされたインコグニートは、派手なファンク、ソウル、ラテン音楽を融合させ、ブリット・ファンクのファースト・ウェーブが勢いを失っていた頃に登場し、1981年にデビュー・アルバム『Jazz Funk』からのファースト・シングル「Parisienne Girl」で全英チャート入りを果たす。

その後、バンドは長い活動休止期間に入ったが、1990年代にジャイルス・ピーターソン主催のトーキング・ラウド・レコーズから見事に復帰し、優れたシングルやアルバムを次々とリリースしながら、イギリスのアシッド・ジャズ・シーンの旗手としての地位を確立していく。また、マスターズ・アット・ワークやデヴィッド・モラレスといったレコード・プロデューサーらが、彼らの洗練されたビッグバンド・サウンドを、ダンスフロアでの中毒性の高いグルーヴへとアレンジしたことで、彼らの音楽はクラブ・シーンでも人気を博した。

Written By Will Schube



インコグニート『Always There 1981-2021: 40 Years & Still Groovin’』
2021年11月19日発売
Amazon/ Tower Records / HMV




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