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アイス・キューブ『AmeriKKKa’s Most Wanted』発売30周年記念でプレイリストを公開
2020年5月16日(土)、アイス・キューブ(Ice Cube)の画期的なソロ・デビュー作『AmeriKKKa’s Most Wanted』が30周年を迎える。これを記念して、アイス・キューブが同アルバムのインスピレーションとなった全16トラックを収録したSpotifyのスペシャル・プレイリストを公開した。
1989年12月、アイス・キューブが西海岸を代表するグループ N.W.Aを離脱した当時、すでに彼はグループの主力ソングライター兼ラッパーとして、その歯に衣を着せぬ、政治色の濃い歌詞で、広く悪評と称賛を獲得していた。
アイス・キューブは、パブリック・エネミーのプロダクション・チームで、チャックD、
一方で、ヒップホップの名盤において見落とされがちな要素の一つは、トラックを構成するアイコニックなドロップやサンプルの数々であり、その多くは20世紀
例えば、タイトル曲「AmeriKKKa’s Most Wanted」には、タートルズの1968年作品『The Turtles Present The Battle Of The Bands』に収録の「I’m Chief Kamanawanalea (We’re The Royal Macadamia Nuts)」の激しいビートがサンプリングされていたり、バーケイズの1969年のアルバム『Gotta Groove』に収録されている灼熱のファンク・インストゥルメンタル「Humpin’」のリフが引用されている。
チャックDのヴォーカルをフィーチャーした「Endangered Species (Tales From The Darkside)」では、パーラメントの1977年作品『Funkentelechy vs. The Placebo Syndrome』に収録されている「Bop Gun (Endangered Species)」のサンプリングが際立つ。
さらに、「It’s A Man’s World」では、1966年のジェームス・ブラウンの全米TOP10シングル「It’s A Man’s Man’s Man’s World」を、「A Gangsta’s Fairytale」では、コメディ俳優アンドリュー・ダイス・クレイによる1989年のデビュー・コメディ・アルバム『Dice』から悪名高い「Mother Goose」がそれぞれサンプリングしている。
これらのオリジナル・トラックを含む、全16曲を収録した『AmeriKKKa’s Most Wanted: Expanded Edition Playlist』はこちらでお聴きいただける。
Written By Sophie Smith
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