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グレタ・ヴァン・フリート 2019年発売予定の新作は“掟破りなアルバム”になることを明かす
グレタ・ヴァン・フリートのジェイクとサム・キシュカ兄弟は、最新インタビューの中で、彼らの2作目のスタジオ・アルバムが、デビュー作『Anthem of the Peaceful Army』とは全く異なる作品になることを明かしている。
この週末NMEのインタビューに答えた二人は、昨年10月から制作を始めたというニュー・アルバムついて、彼らのファンが期待すべきことなどをほのめかした。
ジェイク・キシュカはこう語っている。「全てにおいてちょっとした進化を遂げていると思います。この2枚目のアルバムでは今までとはまるで違うことをやっているんです。興味深いことに、僕たちも実際どんなアルバムになるのかよくわかっていないので、成り行きに任せるしかない。でも制作が進むにつれて、今の僕たちの音楽がどこにあるのかがわかってきたんです。とにかく“Anthem Of The Peaceful Army”でやってきたこととは全く違うってことが」。
「それこそが僕たちの音楽が進化を遂げるための次なるステップなのだと思っています」と、サム・キシュカも付け加える。ジェイクもそれに同意しながら、「そう、今の僕たちはもっと音楽の幅を広げたくて、少しはそれをやるだけの余裕もできたんです」と語った。
さらにサムは、現在のグレタ・ヴァン・フリートの音楽的方向性についてこう語る。「今はより多くの音や音色、スタイルを取り入れていくことを意識しつつ、おそらくよりシネマティックな方向に向かっているのだと思います」。
ジェイクもまた、2019年後半にリリースを予定しているこの新作を掟破りなアルバムにしようとしていることを明かした。「本当にユニークなものを作ろうと思ったらそうならざるを得ないんです」。
近年では、グレタ・ヴァン・フリートのファンを公言する著名人たちもいる。 ラッシュのゲディー・リーが執筆した本『Geddy Lee’s Big Beautiful Book of Bass』の出版を祝うイベント中で、同じくラッシュのアレックス・ライフソンは、「最近はよくグレタ・ヴァン・フリートを聴いています。最初は明らかにレッド・ツェッペリンの影響を受けているなと思っていたのですが、あれから何十年もの時を経た新たな時代において、彼らは独自のファンを獲得している。そして何よりも、彼らは演奏者としてアレンジャーとしてさらなる高みを目指している、そんなミュージシャンシップに感銘を受けました。彼らがこのまま独自の音楽を創り上げていくその先には、素晴らしい未来が待っているはずです」と語っていた。
彼は、初期のラッシュの音楽もまたレッド・ツェッペリンの影響を受けていたことを指摘しつつ、「でも一度そこから抜け出せば、自分たちの演奏を追求したり、独自の音楽が書けるようになって、それは昔の話になる。今の彼らには同じものを感じるんです。彼らはまだまだ若いので、そんなロック・バンドの先頭に立って、未来に向かって行けばいいと思います」。
グレタ・ヴァン・フリートは、今年9月にオーストラリアでツアーを再開し、年内はアメリカ、イギリス、そしてヨーロッパ各地での公演が予定されている。ツアーに関する最新情報はバンドのオフィシャルサイトでご覧いただける。
Written By Tim Peacock
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グレタ・ヴァン・フリート
『Anthem Of The Peaceful Army』