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毎年2億人の視聴者が見守るユーロビジョン・ソング・コンテストのアメリカ版が放送へ
世界中で毎年何億人もの視聴者が見守っている伝統あるコンテスト、ユーロビジョン・ソング・コンテスト(Eurovision Song Contest)が来年アメリカにやってくる。Varietyは「アメリカン・ソング・コンテストが2021年のホリデーシーズンに向けてアメリカの小さなスクリーンでデビューする」と報じている。
今年は新型コロナウイルスの影響で開催中止となったが、毎年ユーロビジョン・ソング・コンテストの決勝戦は2億人もの視聴者数を記録してきた。ヨーロッパ以外の国では、ABBAが1974年に優勝してその名前をあげ、「Waterloo」を披露した大会としてよく知られている。最近では、ウィル・フェレルが製作・脚本・主演を担当しこの大会に焦点を当てたNetflix映画『ユーロビジョン歌合戦 〜ファイア・サーガ物語〜』でさらにその名を高めている。
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レポートによると、ヨーロッパでは国ごとが争う対抗戦となっているが、アメリカ版では州ごとのコンテストへと発展していくという。全50州から、あらゆるジャンルの音楽をカバーするソロ、デュオ、最大6人のグループが、テレビの生放送でオリジナル曲を披露する。予選、準決勝、決勝戦と一連の予選を経て、各州の選ばれた代表者同士が真っ向勝負することが予定されている。
Varietyによると、制作会社Propagate Contentは、あらゆるジャンルやバックグラウンドを代表するアメリカの音楽専門家のグループとなるAmerican Song Contest Academyを設立し、アーティストや業界の権威者からなる審査員が、地域の視聴者の協力を得て、コンテストに出場するタレントを選出する予定だ。
1992年にスウェーデン代表としてユーロビジョンに出場し、「I Morgon är en Annan Dag」で7位に入賞したプロデューサーのクリステル・ビヨルクマンがVarietyにこう語っています。
「ユーロヴィジョンは子供の頃から夢のプロジェクトでした。大会について知っていることをすべて使いながら、最初からやり直し、ユーロヴィジョンについて知らなかった観客に届けるチャンスをいただいたことは、とても光栄なことです」
新型コロナウイルスで中止になる前は、今年のユーロビジョン・ソング・コンテストは65回目の開催となる予定だった。長年のルールにより、2019年にオランダ代表ダンカン・ローレンスが「Arcade」で優勝したことをうけ、オランダがホスト役となり、オランダのロッテルダムで開催される予定だった。
Written By Paul Sexton
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