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映画『ロケットマン』効果で、エルトン・ジョンのベスト盤が自身20作目の全米TOP10アルバムに
エルトン・ジョンの伝記映画『ロケットマン』の公開を受けて、彼の最新ベスト・アルバム『Diamonds』が自身20作目となる全米TOP10アルバムとなった。
2017年にリリースされたアルバム『Diamonds』は、全米アルバム・チャートで前週の23位から7位へとジャンプアップし、売り上げは83%急増した。
アルバム『Diamonds』は、エルトン・ジョンの輝かしい功績のみならず、エルトンと長年の共作者であるバーニー・トーピンとの50年間に及ぶパートーナーシップを記念する作品である。
「僕たちは50年間一緒にやってきて、今の関係性はこれまでにないくらい良好なんです」とエルトン・ジョンは今作発売時にコメントしていた。
「ここまでの道のりで、他の人と仕事をしてした時期もありましたが、それでもお互いへの愛が変わることはありませんでした。今まで以上にバーニーのことを愛していますし、おそらく彼も同じように感じてくれていると思います。これまでも僕たちは別々の人生を歩み、それぞれの場所で仕事してきたのですから。僕たちはお互いを心から尊敬し、そして愛しています。その気持ちはこれからも育まれていくでしょう」。
映画『ロケットマン』が5月31日に全米で公開されて以降、エルトン・ジョンの音楽への盛り上がりは続いている。この作品は、エルトン・ジョンというレジェンドの色鮮やかな人生と不朽の名作に纏わる伝記映画としてのストーリー性とファンタジーの要素を兼ね備えている。
ニューヨーク・タイムズ紙は、今作をこう評価している。「格別で、いかにもらしく寛大なファン・サービスのようだ。エルトン・ジョンについて余すことなく描かれている今作は、彼が過小評価されていたのではないかとすら思わせる。彼はポップ・ミュージックの第一線で50年以上もの間活躍してきた。そんな長い歳月の中で、彼の類まれな才能と、これまで成し遂げてきた偉大な功績があたかも当然のことのように思われてきたのかもしれない」。
エルトン・ジョンのベスト盤と共に、映画のサウンドトラックも全米アルバム・チャート入りを果たしているが、映画『ボヘミアン・ラプソディ』と異なる点としては、同サウンドトラックには映画の中でエルトン役を演じるタロン・エガートンによるカヴァー曲に加え、映画のために書き下ろされた新曲「(I’m Gonna) Love Me Again」も収録されている。現在全米アダルト・コンテンポラリー・チャートを上昇している同曲のミュージック・ビデオも公開されている。
映画『ロケットマン』の成功を受けて、全米ロック・ソング・チャートにおいて4位を獲得した「Rocket Man」を筆頭に、「Tiny DancerTiny Dancer」が6位、「Bennie and the Jets」が9位、そして「Goodbye Yellow Brick Road」が17位と、エルトン・ジョンの70年代の名曲の数々がそれぞれ再エントリーを果たしている。
Written By Laura Stavropoulos
『ロケットマン(オリジナル・サウンドトラック)』
2019年5月24日発売(輸入盤CD / 配信)
2019年 8月7日発売(日本盤CD)
<映画情報>
『ロケットマン』
8月23日(金)より、全国ロードショー
公式サイト
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