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ダイアナ・クラール、故トミー・リピューマとの最後の録音を収録した新作『This Dream Of You』発売

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ジャズ・シンガーでピアニストのダイアナ・クラール(Diana Krall)が2020年9月25日にソロ・アルバム『This Dream Of You(ディス・ドリーム・オブ・ユー)』を発売することが発表された。それに伴い、先行配信曲の「How Deep Is The Ocean」が公開となった。

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Diana Krall – How Deep Is The Ocean (Audio)

本作は、これまで、スタジオで行ってきたレコーディングの中で、ダイアナ本人が特に「アウト・テイクには程遠くて、放置するにはもったいない」と感じていた2016年から数年間レコーディングを振り返り、録り溜めてきた未公開音源をまとめ上げたアルバムとなる。

2016年は、加齢により一線を退いていた長年の制作パートナーであるトミー・リピューマが、プロデューサーとして活動を再開したという、彼女のキャリアにとって大きな意味を持つ年であり、アルバム『Turn Up the Quiet』の制作、トニー・ベネットとのコラボ・アルバム『Love Is Here To Stay』の始動や、ツアーといった幅広い音楽活動に勤しんでいた。

しかし、2018年にリピューマが突然の他界。『Turn Up the Quiet』のリリース後、一度は彼との音源に蓋をするも、リビューマがプロデュースを手掛けた最後の録音であり、彼が最も気に入っていたという「But Beautiful」を軸にアルバム制作を決意。ダイアナ自身は本作を「私を別のフレームから捉えた作品」と言い、『Turn Up the Quiet』を表だとすると、これは裏の作品で、リピューマとの思い出の未公開音源集となっている。

本アルバムにはジョン・クレイトン、ジェフ・ハミルトン、アンソニー・ウィルソンとのカルテットで収録された「Almost Like Being In Love」や「That’s All」、クリスチャン・マクブライド、ラッセル・マローンとのトリオによる「Autumn in New York」や「There’s No You」など、今のジャズシーンを牽引するアーティストとの贅沢なセッションが数多く収録されている。本作を制作するにあたり、アル・シュミットがレコーディング・エンジニアを担当。彼女の思いが少しでも聴き手に届くよう、「すぐそばで聴こえる声」の演出にこだわったという。

今回のジャケット写真には、ダイアナ・クラールが自ら撮影したという思い入れが深い写真を起用。サインがプリントされたジャケット・デザインのポスト・カードが日本盤のフラッグショップ用の先着購入特典となる予定。



ダイアナ・クラール『This Dream Of You』
2020年9月25日発売
CD / iTunes / Apple Music

“But Beautiful”
“That’s All”
“Autumn In New York”
“Almost Like Being In Love”
“More Than You Know”
“Just You, Just Me”
“There’s No You”
“Don’t Smoke In Bed”
“This Dream Of You”
“I Wished On The Moon”
“How Deep Is The Ocean”
“Singing In The Rain”




 

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