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クリームの伝説的ドラマー、ジンジャー・ベイカーが“危篤状態”で入院

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2019年9月25日、クリームのオリジナル・メンバーで、伝説的ドラマーであるジンジャー・ベイカーが“危篤状態”で入院中であることを、彼の親族がソーシャル・メディアを通して伝えた。

「ベイカー家は悲しみと共に、ジンジャーが現在病院で危篤状態にあることをお知らせ致します。どうか彼のためにお祈りください」と、彼の公式アカウントの投稿には書かれている。

ジンジャー・ベイカーは先月8月19日に80歳の誕生日を祝ったばかりだった。彼の容態に関する詳しい情報は届けられていないが、彼は以前に、2013年に発症した変性骨関節炎による慢性閉塞性肺疾患と慢性腰痛に苦しんでいることを明かしていた。さらに2016年には、重度の心臓疾患を患い、開胸手術を受けていた。

彼にとって1番の擁護者である娘のネッティ・ベイカーは、決してそのロックロールな過去を美化することなく、今年初めには2冊目の伝記『More Tales Of A Rock Star’s Daughter』を出版。2013年には彼を題材にしたドキュメンタリー映画『Beware Of Mr. Baker』が公開され、その気難しく、自己破壊的傾向にありながら多作なミュージシャンの生活ぶりが露呈されていた。

PSIFF (2013) – Beware of Mr. Baker Official Trailer #1 – Documentary HD

 

ジンジャー・ベイカーは、1966年にエリック・クラプトンとベーシストのジャック・ブルースと共にクリームを結成し、1968年に解散を迎える前に『Fresh Cream』『Disraeli Gears』『Wheels Of Fire』『Goodbye』という4作のアルバムを発表。クリームは解散までに1500万枚のアルバムを売り上げ、「White Room」「Strange Brew」「Sunshine Of Your Love」など多くの名曲を生んだ。

その後も、ジンジャー・ベイカーとエリック・クラプトンは、トラフィックのスティーヴ・ウィンウッド、そしてファミリーのベーシストだったリック・グレッチと共に伝説のスーパーグループ、ブラインド・フェイスを結成したが、彼らのアルバムはわずか1作のみに終わっている。

クリームはロック界のパワートリオとしてその地位を確立し、ロック、ブルース、ジャズなどを融合させたフュージョン・ロックの草分けとして、60年代の最も影響力のあるバンドのひとつとなり、ジンジャー・ベイカーは同ジャンルから生まれた初のスター・ドラマーとなった。

Written By Laura Stavropoulos





 

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