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リヴァプールのザ・ビートルズの博物館にてブライアン・エプスタインの展示開始
ブライアン・エプスタインの人生と彼が生きた時代に焦点を当てた新しい展示が、リヴァプールのザ・ビートルズ・ストーリー(*ザ・ビートルズ専門の博物館。リヴァプールのアルバート ドックとピア・ヘッドの2か所にある)にて開始された。実際に‘ザ・ビートルズ5人目のメンバー’と呼ばれていた男の早すぎる死から約50年目を迎える今年に展示は開催される。
ザ・ビートルズのマネージャーだったブライアン・エプスタインが亡くなったのは彼が32歳の1967年8月27日、サマー・オブ・ラヴ現象の真っ只中だった。ザ・ビートルズの4人が彼の訃報を受け取った時、彼ら4人は超越瞑想の創始者であるインド人マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーと共に北ウェールズのバンガーにいた。
今回新たに展示されるのは、ブライアン・エプスタインのオリジナルのウールとカシミアのコート、一度もザ・ビートルズでは使われることのなかったブライアン・エプスタインの手書きによる歌詞のセット、オリジナルのノートの切れ端、雑誌や新聞の切り抜きや、1967年の3月ごろにブライアン・エプスタインからザ・ビートルズに渡された手紙の下書きなどが展示される。
これらの展示品はアルバート・ドックにあるザ・ビートルズ・ストーリー主要展示場に新しく改装されたNEMS(ノース・エンド・ミュージック・ストア)エリアに飾られる。展示室はエプスタイン家が経営していたノース・エンド・ミュージック・ストアに敬意を表したもの。1950年代にブライアン・エプスタインもこのチェーン店を経営して、成功をおさめていた。
ザ・ビートルズのブッキング担当であり、ブライアン・エプスタインの親友でもあったジョー・フラネリーはこう言った。「ブライアンは、リヴァプールの街の中心でNEMSを経営していたときにザ・ビートルズと初めて関わったんだ。彼は徹底したビジネスマンだった。彼ら4人にしてあげられることは全てやって、ザ・ビートルズを本当に愛していたことを証明していたよ」。彼はこう続ける「ザ・ビートルズ・ストーリーでブライアンの上着が展示されているのを見ることができるなんて素晴しいことだ。彼はいつもスマートな着こなしをして、ちゃんと外見に気をつけていて見た目も明るかった。彼の友人でいることをいつも誇りに思っていたし、彼の友人であったことを今でもとても誇らしく思っているよ」。
さらにザ・ビートルズ・ストーリーのマーティン・キングもこうコメントしている。「ブライアンは偉大な人でした。彼の信念と情熱がなければ、こうしてザ・ビートルズ・ストーリーを語ることもなかったでしょう。一生を通じて、彼なりのスタイルと洋服のエレガンスを兼ね備えていたブライアンにふさわしく、“30歳未満のイギリスのベスト・ドレッサー” に選ばれた彼の洋服を私たちは展示しています。彼が残していったものに私たちは敬意を表しているんです」。
Written by Tim Peacock
*展示の内容は下記ビデオでもご覧いただけます。
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