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ブレンダ・リーのクリスマス曲が発売から65年を経て初の全米1位獲得。数々の記録更新
ロックの殿堂、カントリー・ミュージックの殿堂入り歌手として知られるブレンダ・リー(Brenda Lee)のアイコニックなホリデイ・ヒット「Rockin’ Around The Christmas Tree」が、デビューから65年を経て、全米シングル・チャート(Billboard Hot 100)で初の首位を獲得した。
また、同曲が全米No.1に輝いた史上3曲目のホリデイ・ソングとなったことより、ブレンダ・リーは、最新チャートで1位を競り勝ったマライア・キャリーや彼女のヒット曲「All I Want for Christmas Is You」が保持していた数々の記録を塗り替えている。
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1960年の「I’m Sorry」で初の全米1位に輝いたブレンダ・リーにとって、「Rockin’ Around The Christmas Tree」は自身3曲目の全米1位シングルとなる。65年前の1958年11月、彼女が若干13歳のときにリリースされたジョニー・マークス作詞作曲によるヒット曲「Rockin’ Around The Christmas Tree」は、リリースから全米シングル・チャート首位獲得までに要した期間の史上最長記録を更新。ほか、まもなく79歳の誕生日を迎えるブレンダ・リーは、これまでの記録保持者だったルイ・アームストロング(「Hello, Dolly!」63歳)やマライア・キャリー(「All I Want for Christmas is You」53歳)大きらと大きく上回り、全米1位に輝いた最高齢のアーティストにもなった。
このニュースを受けて、彼女は次のように述べている。
「“Rockin’ (Around The Christmas Tree)”が発売から65年も経って全米1位を獲得するなんて信じられません!今年、この曲のアニバーサリーを祝うために懸命に働いてくれたUMG/UMeのチームに感謝します。そして何より、この曲を聴き続けてくれているファンの皆様に感謝します。この曲は私がまだ10代だった頃に発表されたもので、その後何世代にもわたって共感を呼び、今も尚共感を呼び続けていることを知ることは、私にとって最高の贈り物のひとつです。Keep on Rockin’ and Merry Christmas!」
今年、ブレンダ・リーは「Rockin’ Around The Christmas Tree」の発売65周年を記念して、カントリー・スターのタニヤ・タッカーとトリーシャ・イヤウッドがカメオ出演している同曲のミュージック・ビデオを初めて公開。
またこれにあわせて、「Rockin’ Around The Christmas Tree」をはじめ、「Santa Claus Is Coming To Town」「Jingle Bell Rock」、「A Marshmallow World」というホリデイの定番曲の他、オーストリア出身の気鋭プロデューサー、フィロウズ(Filous)による「Rockin’ Around The Christmas Tree」の再構築ヴァージョンを収録した新たなEP『A Rockin’ Christmas with Brenda Lee』もリリースされている。
Written By Will Schube
ブレンダ・リー『A Rockin’ Christmas with Brenda Lee』
2023年11月3日発売
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