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ボブ・マーリーの名曲をクラシック再解釈する新作アルバムより「Satisfy My Soul」が先行公開
2022年7月22日発売予定のザ・チネケ!・オーケストラ(The Chineke! Orchestra)が、ボブ・マーリー(Bob Marley)の名曲の数々を現代的なクラシック・オーケストラ・アレンジで再解釈したニュー・アルバム『Bob Marley & the Chineke!』より、「Satisfy My Soul」がリリースされた。
「Satisfy My Soul」は、ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズが1970年に「Don’t Rock My Boat」のタイトルで録音後、1978年に初めてシングルとしてリリースし、同年発表のアルバム『Kaya』に収録された1曲だ。
ザ・チネケ!・オーケストラの壮大なオーケストレーションによって、オリジナル曲の高揚感とエネルギーはそのままに、独自のスタイルで生まれ変わった「Satisfy My Soul」は、下記よりお聴きいただける。
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アビイ・ロード・スタジオで録音され、過去にエルヴィス・プレスリー・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団名義の『If I Can Dream』、バディ・ホリー・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団名義の『True Love Ways』を手掛けたニック・パトリックがプロデュースを手掛けるニュー・アルバム『Bob Marley & the Chineke!』では、「Get Up Stand Up」、「Exodus」、「Is This Love」「Redemption Song」といったボブ・マーリーのスタンダード・ナンバーが再解釈されている。
ボブ・マーリー&ザ・チネケ!オーケストラのアイデアの発端は、2020年度のBBC“ヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤー”に輝いたチェロ奏者、シェク・カネー=メイソンだった。同オーケストラの創設メンバーで、現在はソロ・アーティストとして活躍する彼が斬新かつ独創的にアレンジしたボブ・マーリーの「No Woman, No Cry」と「Redemption Song」の演奏が、タフ・ゴングとボブ・マーリー財団の目に留まり、高く評価されたことでこのプロジェクトがスタートした。
ザ・チネケ!オーケストラのチ=チ・ンワノクは、次のように述べている。
「純粋にクラシック音楽の教育を受けた者として、伝説的なボブ・マーリーとの音楽的コラボレーションに参加するというアイデアは、本当に刺激的でした。私は、あらゆるジャンルの音楽が、誰にでも開かれたものであるべきだと強く信じているので、これらのアイコニックな楽曲に新たなオーケストレーションを加えることができたのは、チネケ!にとって素晴らしいことでした」
Written By Tim Peacock
ボブ・マーリー&ザ・チネケ!・オーケストラ『Bob Marley & the Chineke!』
2022年7月22日発売
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- ボブ・マーリー アーティストページ
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