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ブルース・ロックの生還者、サヴォイ・ブラウンの新作『Whitchy Feelin’』

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2017年4月にはまだ鋭意製作中とuDiscoverでお伝えした屈強なブルース・バンド、サヴォイ・ブラウンの新たなスタジオ・アルバムがラフ・レコードより8月25日にリリースされた。新作『Whitchy Feelin’』はバンドの共同設立者であるイギリスのキム・シモンズを始め、2012年以来のトリオ・ラインナップである。ベースはパット・デサルヴォ、ドラムはガーネット・グリムが担当。キム・シモンズはバンド結成時から52年間在籍し、その間60人以上のミュージシャンと演奏してきた。

1960年台後半の拡大していくイギリスのブルース・ロック・シーンの中で、サヴォイ・ブラウンだけは彼らのシカゴ・ブルースによる影響を純粋に追いつつけ、30枚以上のアルバムをリリースしてきた。『Whitchy Feelin’』には8分にも及ぶリード・トラック「Thunder, Lightning & Rain」をはじめ、ジャズの影響を感じさせるインスト曲「Close To Midnight」で、全54分のアルバムを締め括っている。

「ブルースは、常に悪魔や魔法がテーマにあるんだ」とキム・シモンズは語る。「そして、俺は常に元に曲を書いてきた。『Whitchy Feelin’』でも少なくとも3曲はそうした疫病神的なノリがある」

「このアルバムの曲作りに2年かかった」と彼は続ける。「俺は個人的な主観で書きつつも、誰もが共感できる曲を書こうとした。例えば “Vintage Man”では年を老いても変わろうとしない男のことを歌った。”Why Did You Hoodoo Me”では愛の力を、”Guitar Slinger”では古いカントリ・バーで見かけた凄腕のギターリストのことを歌った。俺が1969年に初めてロイ・ブキャナンを観た時のように」。

サヴォイ・ブラウンはイリノイ州、セント・チャールズで9月15日にライブが行われる他、年内も精力的にライブがスケジュールされている。詳細はこちら

Written by Paul Sexton



<2017年9月27日発売:サヴォイ・ブラウン デビュー50周年 紙ジャケット/SHM-CDコレクション>

フリートウッド・マック、チキン・シャックと並ぶ、3大ブリティッシュ・ブルース・バンドの一角、
サヴォイ・ブラウンのデビュー50周年を記念して、彼らが英デッカに残したアルバムを
紙ジャケット/SHM-CDで発売。
全11作中9作が初紙ジャケ化、内5作は日本初CD化。

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