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ブルーノート・レコードのドキュメンタリー映画『Beyond The Notes』の予告編が公開
アメリカで間も無く公開となるドキュメンタリー映画『Blue Note Records : Beyond The Notes』のトレーラーが公開された。ソフィー・フーバーによって監督された、この期待のドキュメンタリー映画は、大きな影響力を与えてきたジャズ・レーベルの歴史を掘り下げた内容となっている。プレミア公開は2018年4月にニューヨークで行われるトライベッカ映画祭が予定されている。
『Blue Note Records : Beyond The Notes』は象徴的なアメリカのジャズ・レーベルの舞台裏を映像化した作品だ。1939年以来、ブルーノートは創造の壁を超え、妥協しない表現、そしてアーティストを後押しし続けてきた。現在のレコーディング・セッションやブルーノートを象徴するアーティスト達による貴重な証言映像などを通して、この映画はとても身近な視点からいかにレーベルの歴史が今日の21世紀の政治状況においても不可欠な存在であり続けている事を伝えている。
ハービー・ハンコックやウェイン・ショーターといった伝説的アーティストが、ロバート・グラスパーやアンブローズ・アキンムシーレと言った今の世代における革新的ブルーノート・アーティスト等と共に、オールスター・アルバムをレコーディングする。こうした反応が、ブルーノートの栄光の基盤を作ったセロニアス・モンク、ジョン・コルトレーン、アート・ブレイキー、ホレス・シルヴァー、そしてマイルス・デイヴィスといった過去に絶大な影響を与えたアーティスト達に立ち返らせてくれるのだ。
この映画は、ブルーノート設立時から伝えようとしているジャズが内包する価値、表現の自由、人種の平等性、対話、今の時代においても意味を持つ価値観を学べる事を伝えようとしている。
スイス、ベルンに生まれ、ロサンゼルスやニューヨークを拠点に活動するソフィー・フーバーは、受賞経験のあるベルリンの映像チームで経験を積み数多くの共同監督作品を手がけ、2012年にベネチア映画祭でプレミア公開した彼女の初の監督ドキュメンタリー作品『Harry Dean Stanton : Partly Fiction』で高い評価を得た。『Blue Note Records : Beyond The Notes』はソフィー・フーバーの2作目となるドキュメンタリー作品だ。
Written by Tim Peacock