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ブラック・サバスの新ドキュメンタリー『Black Sabbath: Breaking The Band』が米テレビ局で放送

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Photo: Chris Walter/WireImage

ブラック・サバス(Black Sabbath)の大いなる成功やその後の転落を描いた新ドキュメンタリー『Black Sabbath: Breaking The Band』が米時間12月6日に米ケーブルTV局“Reelz”でプレミア公開された。

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度々“ヘヴィメタル界のゴッドファーザー”とも称されるブラック・サバスは、質素な生い立ちから、史上最も成功したロック・バンドのひとつへと成り上がっていった。彼らがステージ上で繰り広げる快楽主義と突飛な行動は、オフステージでのバンドとしての不安定さ同様に、他に類をみない。

イギリス最大のTV番組制作会社ITVスタジオに属するPotatoが製作を手掛ける『Black Sabbath: Breaking The Band』は、1960年代に英バーミンガムで結成したバンドの初期から、悪名高きヘヴィ・メタル・バンドとして成功を掴んだ全盛期、やがて解散に至るまでの道のりを追ったドキュメンタリーで、貴重な舞台裏映像に、カメラに収められていなかった瞬間の再現映像などを織り交ぜた膨大な資料映像と、当時の出来事を暴くインタビューを通して、バンドのエゴやメンバーが個々に抱えていた問題、彼らが持っていた全てを奪おうとしていた音楽ビジネス界のマフィアたちと闘いなど、ブラック・サバスの激動の歴史を描き出している。

ブラック・サバスのツアー・マネージャーだったジェフ・ルーカスとグラハム・ライトに加え、オジー・オズボーンの元パーソナル・アシスタントであるデヴィッド・タンジャイ、ブラックサバスの伝記作家として知られるスティーヴン・ローゼン、そして音楽ジャーナリストのシルヴィ・シモンズらが、バンドについての個人的なエピソードを語る。

ブラック・サバスは、2012年に癌と診断され現在は小康を保っているギタリストのトニー・アイオミが長期のツアーに出ることができなくなったため、2017年に“The End”と銘打ったバンド最後のワールドツアーをバーミンガムで終え、その49年に及ぶ革新的なキャリアを締め括った。

Black Sabbath – Black Sabbath (The End)

彼らは、2013年にバンド初の全米No.1を獲得した再結成アルバム『13』をリリース後に、今作を携えてのワールドツアーを敢行していたが、その間も、トニー・アイオミは病気の治療のために6週間ごとにイギリスに戻らなければならなかった。

ブラック・サバスのオリジナル・メンバーであるトニー・アイオミ、オジー・オズボーン、ベーシストのギーザー・バトラー、ドラマーのビル・ワードは、1969年にバンドを結成。1978年にオジーがアルコール問題で解雇されるまで、彼らはこのラインナップで精力的にレコーディングやツアーを行い、90年代から2000年代にかけてはライヴ活動のために断続的に再結成を繰り返していた。

彼らは2011年後半にニュー・アルバムとツアーのために再び再結成を果たしたが、金銭面の問題を理由にビル・ワードは数ヶ月後にバンドを脱退した。以降のライヴでは、オジー・オズボーンのツアー・ドラマーだったトミー・クルフェトスを起用し、2013年6月にリリースしたアルバム『13』では、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのブラッド・ウィルクがドラムを担当した。

BLACK SABBATH – "Children of the Grave" from The End (Live Video)

Written By Tim Peacock




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