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ビリー・アイリッシュが新作アルバムに向けて制作開始と兄フィネアスが語る
ビリー・アイリッシュが2作目となるニュー・アルバムに向けて制作を始めたことを、彼女の兄であるフィネアス・オコネルが明かしている。
ビリー・アイリッシュのプロデューサーで共作者でもあるフィネアス・オコネルは、米メディアVultureによる最新インタビューの中で、現在2人が2019年の大ヒット・アルバム『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?』に続く2作目のアルバムの制作に取り掛かっていると語った。
「ビリーの2作目のアルバムに向けて制作を始めたところですが、僕たちにとって大事なのはこれまでの手法にこだわらないということです。最初のアルバムには、親しみやすい作品をつくるつもりはないという僕らの意図が明確に反映されていたと思います。僕たちにとっての唯一の目標は、自分たちが気に入るアルバムを作って、それをライヴで披露することでした。このニューアルバムにおいても、それは変わらないと思います。それ以外のものは全て、制作の過程で生まれた副産物なんです。意図して得られるものではありません」
フィネアス・オコネルは、昨年のアメリカン・ミュージック・アワード授賞式の会場で行われたビルボードの取材に対して、ビリー・アイリッシュがニュー・アルバムで新たな“実験的な”方向性を模索していること、そして新作ではより“進化”したサウンドが聴けるだろうと明かしていた。「2作目のアルバムには、僕たちがこれまで伝えられずにいた沢山のストーリーが詰まっています」
「新作ではそんなストーリーを伝えようと思っていますし、少し実験的なこともやってみるつもりです。少しずつでも変化を求めていかないと進化することはできない。だから、僕たちが自分たちの音楽について誇りに思っていることを全て詰め込んで、そこに皆さんに楽しみにしてもらえるような新しい、実験的な要素も取り入れていきたいと思っています」
さらにフィネアス・オコネルは、Vultureのインタビューの中で、ビリー・アイリッシュと伝説的作曲家のハンズ・ジマーについても言及している。彼は、今秋公開予定の新作映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌「No Time To Die」の元々のレコーディングがツアー・バスの中で行われたため、「バックグラウンドに掃除機みたいな音がたくさん聞こえるんだ」と興味深いバックグラウンドノイズをフィーチャーしていたことを明かしている。
ビリー・アイリッシュは先週“Where Do We Go?”ワールド・ツアーをマイアミからスタートさせたばかりだったが、新型コロナウィルスの影響で現在は開催が延期されている。
Written By Tim Peacock
ビリー・アイリッシュ『No Time To Die』
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ビリー・アイリッシュ『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO? (Deluxe Edition)』
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