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映画『Beside Bowie: The Mick Ronson Story』のサントラトレーラーが公開
映画『Beside Bowie』は見たことだろうか? 今度はサウンドトラックのトレーラーを見る時が来た…そしてこのサントラは絶対買いに行くべきだ!
ハル生まれのギタリスト、ミック・ロンソンは、デヴィッド・ボウイのジギー・スターダスト時代のボウイのバンドであるザ・スパイダーズ・フロム・マーズに参加。彼は「Ziggy Stardust」や「Moonage Daydream(邦題:月世界の白昼夢)」などのグラム時代の名曲で骨が砕けるようなギター・リフを生み出しただけでなく、スタジオにおいてデヴィッド・ボウイの鍵となるコラボレーターの一人でもあった。
画期的なコンセプトを生み出したのはデヴィッド・ボウイだったが、故ミック・ロンソンはそれをスタジオで実現させる立役者だった。ギターのレジェンドという肩書きをはるかに超え、音楽理論の教育を受けていたロンソンは「Life On Mars?」などにおけるドラマティックなストリングスのアレンジメントも担当し、楽曲に命を吹き込んだ。デフ・レパードのフロントマンであり、ミック・ロンソンの公然のファンであるジョー・エリオットは「ミュージシャンシップという点で言えば、間違いなくミック・ロンソンが見事に花を添えていた」と話している。
ミック・ロンソンは、70年代初期から半ばにかけてのデヴィッド・ボウイの片腕として永遠に記憶に残るかもしれないが、ミック・ロンソンのギタリストとして、そしてプロデューサーとしての魅力は、ルー・リードの『Transformer』、モット・ザ・フープルの『All The Young Dudes(邦題:すべての若き野郎ども)』、そしてモリッシー『Your Arsenal』などの作品でも発揮され、同時にライヴではボブ・ディランからクイーンまであらゆるアーティストと共演してきた。
それでも彼が持つ才能が最大限に発揮されることはなかった。デヴィッド・ボウイ自身が映画『Beside Bowie』で語ったように「もしミックが生き続けていたら、メジャーなプロデューサー、そしてアレンジャーになっていただろうし、もちろんロック界の偉大なギタリストであり続けただろう」。
Written by uDiscover Team
ヴァリアス・アーティスト『Beside Bowie: The Mick Ronson Story The Soundtrack』
発売日2018年6月8日発売
価格:2,500円(+税)品番:UICY-15742
日本盤のみ:解説・英文ライナー翻訳付/歌詞・対訳付、SHM-CD仕様
LP、カラーLP(日本ではUNIVERSAL MUSIC STORE限定)は後日予約取扱い開始
トラック・リストは以下の通り。
クイーン、イアン・ハンター、デヴィッド・ボウイ、ミック・ロンソン、ジョー・エリオット、
フィル・コリーン-「All The Young Dudes(邦題:すべての若き野郎ども)」(ライヴ)
マイケル・チャップマン「Soulful Lady」
エルトン・ジョン「Madman Across The Water(邦題:マッドマン)」
デヴィッド・ボウイ「Moonage Daydream(邦題:月世界の白昼夢)」
デヴィッド・ボウイ「Cracked Actor(邦題:気のふれた男優)」
デヴィッド・ボウイ「Time(邦題:時間)」
イアン・ハンター「Once Bitten, Twice Shy」
ミック・ロンソン「I’d Give Anything To See You」
ミック・ロンソン「Hard Life」
ミック・ロンソン「Midnight Love」
ミック・ロンソン「Like A Rolling Stone」
ジョー・エリオット「This Is For You」
クイーン、デヴィッド・ボウイ&ミック・ロンソン「Heroes」
マイク・ガーソン「Tribute To Mick Ronson」