News
ニルヴァーナの『Nevermind』発売30周年を記念したドキュメンタリー番組がBBCで放送決定
ニルヴァーナ(Nirvana)の歴史的名盤『Nevermind』の発売30周年を記念して、BBCミュージックは、デイヴ・グロールとクリス・ノヴォセリックが出演し、バンドがイギリスで過ごした時間を振り返る新たなドキュメンタリー番組『When Nirvana Came To Britain』を、アルバムのオリジナルの発売日である9月24日に放送することを発表した。
<関連記事>
・ニルヴァーナ『Nevermind』30周年記念盤が発売決定
・ニルヴァーナ『Nevermind』解説:ロック史を書き換えた名盤
・ニルヴァーナのベスト・ソングス20曲
『When Nirvana Came To Britain』公開に関する声明は次の通り。
「この番組では、パブや小さな会場を巡ったニルヴァーナ初の英国ツアーに始まり、その後彼らが世界最大のロックバンドのひとつとしての地位を確立し、グランジ・カルチャーをメインストリームにまで押し上げるきっかけとなった“ザ・ワード”や“トップ・オブ・ザ・ポップス”といったイギリスの伝説的TV番組への出演に至るまで、バンドの成長の過程を描いている。また同時に、イギリス音楽がニルヴァーナや彼らのサウンドに大きな影響を与えたことも知ることができる」
デイヴ・クロールはこう述べている。
「アメリカよりも前に、イギリスの方がはるかにニルヴァーナへの反応がよかったです。イギリスは全てにおいて一番早い。僕たちはそこで経験を積みました。初のUKツアーを終えた後にアメリカへ戻って、馴染みのバーやクラブで99人や150人くらいを相手に演奏していたのを覚えています。イギリスでは絶対にそんなことはなかった。イギリスは本当に第二の故郷のような国です」
今作の制作総指揮を務めるマーク・ロビンソンは次のように語っている。
「この物語は、これまでテレビでは語られたことがありませんでした。ですから、(バンドメンバーだった)デイヴとクリスだけでなく、彼らがイギリスをツアーした時に実際に一緒に旅をした人々から話を聞くのはとても興味深いことでした」
このドキュメンタリーは、『Nevermind』の発売30周年を祝うBBCによる一連の特別番組の一環として制作されもので、その他にも、Radio 4ではラジオ・ドキュメンタリー『Nevermind At 30』が、6 Musicでは『Nevermind』を深堀りする番組が放送予定。
BBCは、この記念番組シリーズについて、「アルバムを深く掘り下げるとともに、ニルヴァーナがロック史上最も重要なバンドのひとつとなった理由をより広く考察していく」ものになると説明している。
また、デイヴ・グロールは、BBC TwoのTVシリーズ『Reel Stories』に出演し、ホストを務めるダーモット・オレアリーと対談形式で自身のキャリを振り返る他、BBC Fourでも、『Nevermind』の魅力に迫る別の特別番組が放送予定だ。
Written By Larisha Paul
ニルヴァーナ『Nevermind』
2021年11月12日発売
(*国内盤Super Deluxeのみ12月1日発売)
国内盤:Super Deluxe Edition (5CD + Blu-Ray)
国内盤:2CD
輸入盤
- ニルヴァーナ アーティスト・ページ
- ニルヴァーナの「Smells Like Teen Spirit」が自身初、Spotifyで10億再生を突破
- 『Nevermind』のセールス推移:発売当初はヒットとはほど遠い売れ行きだった名盤
- ニルヴァーナ「Smells Like Teen Spirit」のMVがYouTubeで10億回視聴を突破
- 27歳で亡くなってから27年、カート・コバーンが残したもの
- ニルヴァーナのベスト・ソングス20曲
- 全米ラジオチャートでニルヴァーナ史上最高位を記録した「About A Girl」
- ニルヴァーナの1993年シアトルでのライヴ作品『Live And Loud』が初公開
- ニルヴァーナの伝説的ライヴ, 噂を皮肉って登場した92年レディングフェス
- ニルヴァーナ、サウンドガーデンの曲をフィーチャーしたグランジ・ミュージカル
- パンクの勃興とピストルズ、そしてパンクから生まれたグランジ
- グランジ・ミュージックの勃興の歴史とその影響
- 史上最高のギター・ソロ100選