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バリー・ギブ、最新アルバムがソロとして自身初の全英チャート1位を獲得
2021年1月8日に発売となったバリー・ギブ(Barry Gibb)の最新アルバム『Greenfields: The Gibb Brothers Songbook Vol 1』が、全英アルバムチャートにて初登場1位を獲得した。
このアルバムはビージーズのオリジナル・メンバーでもあるバリー・ギブが、ビー・ジーズの名曲を敬愛するカントリー・アーティストたちと録音したもの。ドリー・パートン、キース・アーバン、リトル・ビッグ・タウン、ジェイソン・アイズベル、ブランディ・カーリルなど、カントリーやアメリカーナの大物たちと一緒に収録している。
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バリー・ギブはこの栄誉についてこう語っている。
「これ以上心がおどるようなことはありません。過去は予測できない。今日は信じられない。人生で最高の瞬間です! イギリスのファンの皆さん、そしてEMIの皆さんにも感謝しています。みなさんが僕の人生を変えてくれました」
バリー・ギブのアルバムは、2位にランクインしたイギリスのシンガーソングライター、パッセンジャーによる『Songs for the Drunk and Broken Hearted』の2倍以上の売り上げを記録。英国チャートを発表するオフィシャル・チャート・カンパニーの報告によると、バリー・ギブの初週売上の83%はCDやLPといったフィジカルの売上で占められている。
ギブはソロ作品としては前作でありセカンド・アルバム『In The Now』(2016年)でUK2位を記録し、8週間チャートに留まった。ソロとしてのファースト・アルバム『Now Voyager』(1984年)は、85位がピークという結果だった。
ちなみに驚くべきことに、ビー・ジーズが全英アルバム・チャートでトップに立ったのは、1979年3月に2週間トップに立った『Spirits Having Flown』の1回のみ。しかし、彼らがほとんどの曲を書いた映画『サタデー・ナイト・フィーバー』のサウンドトラックは1978年5月から9月まで18週連続で1位を獲得している。また、全英シングルチャートにてビー・ジーズは1位を5曲獲得している。
先週のUKアルバム・チャートのベストセラー、テイラー・スウィフトの『evermore』が3位に後退。また、先週の日曜日(1月10日)にデヴィッド・ボウイが亡くなって5年を迎えたことで、彼の『Legacy』が31位から18位と昨年7月以来の最高位にジャンプアップしている。
Written By Paul Sexton
バリー・ギブ『Greenfields: The Gibb Brothers Songbook Vol 1』
2021年1月8日発売
CD / LP / iTunes / Apple Music / Spotify / Amazon Music
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