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ジミー・クリフ80歳の誕生日を祝して、映画『The Harder They Come』サントラのREMIX音源発売

Published on

8月 9, 2024

1972年、ジミー・クリフ（Jimmy Cliff）は、全てジャマイカで製作された初の長編映画で、苦闘するレゲエ・シンガーの旅を描いた『The Harder They Come』に主演し、同映画のサウンドトラックを制作した。“レゲエを世界に広めた”と言われたこのサウンドトラックには、「You Can Get It If You Really Want」や「Many Rivers to Cross」などの楽曲が収録されている。

そしてこの度、ジミー・クリフの80歳の誕生日を記念して、メジャー・レイザーのウォルシー・ファイヤーが手掛けた「You Can Get It If You Really Want」「Many Rivers to Cross」「The Harder They Come」「Sitting In Limbo」といった同サウンドトラックから選りすぐりの4曲のリミックスを収録したデジタル・アルバム『Jimmy Cliff & Walshy Fire – The Harder They Come: The Remixes』がリリースされた。

The Harder They Come (Remix)

歴史的なサウンドトラック

オリジナル・アルバムは、北米で発売されると全米アルバム・チャート（Billboard 200）入りを果たし、2021年には、米国議会図書館によって“文化的、歴史的、美学的に重要”とみなされ、全米録音資料登録簿（The National Recording Registry）に登録された。

同サウンドトラックには、ジミー・クリフの楽曲以外にも、初期のレゲエ界のスター、デスモンド・デッカーやトゥーツ・アンド・ザ・メイタルズに加え、ジャマイカ人アーティスト、メロディアンズ、ザ・スリッカーズ、DJスコッティらの楽曲が収録されている。

You Can Get It If You Really Want

2022年、ジミー・クリフは『The Harder They Come』の50周年を記念したアニバーサリー・エディションをリリース。このパッケージには、40周年記念盤のライナーノーツに加え、ジミー自身とレゲエ史家のデイナ・スマートによる書き下ろし文も付属している。

ジミー・クリフは、芸術と科学における功績に対してジャマイカ政府から与えられる最高の栄誉である功労勲章を授与された唯一の存命レゲエ・ミュージシャンとして知られている。1985年、彼は『Cliff Hanger』でグラミー賞最優秀レゲエ・アルバム賞を受賞。2009年にはワイクリフ・ジーンの祝福スピーチによって、ロックの殿堂入りを果たした。

映画『ハーダー・ゼイ・カム』予告編

Written By Hannah Zwick

『Jimmy Cliff & Walshy Fire – The Harder They Come: The Remixes』
2024年8月9日配信
iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music

ジミー・クリフ『The Harder They Come』50周年記念盤
2022年12月9日発売

＜収録曲＞
A1. Jimmy Cliff You Can Get It If You Really Want
A2. Scotty Draw Your Brakes
A3. The Melodions Rivers Of Babylon
A4. Jimmy Cliff Many Rivers To Cross
A5. The Maytals Sweet And Dandy
A6. Jimmy Cliff The Harder They Come
B1. The Slickers Johnny Too Bad
B2. Desmond Decker Shanty Town
B3. The Maytals Pressure Drop
B4 . Jimmy Cliff Sitting In Limbo
B5. Jimmy Cliff You Can Get It If You Really Want
B6. Jimmy Cliff The Harder They Come
B7. Jimmy Cliff The Harder They Come (Fillm Version)