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来日公演が迫るU2、インド音楽界の巨匠A.R.ラフマーンとのコラボ新曲「Ahimsa」をリリース
2019年12月4日、5日に13年ぶりの来日公演を行うU2(チケットはソールドアウト)。この「ヨシュア・トゥリー・ツアー2019」の最終公演は12月15日、U2初となるインド公演(ムンバイ)である。それに先駆けU2が、2009年に映画『スラムドッグ$ミリオネア』にてアカデミー賞作曲賞、歌曲賞を受賞したことでも有名なインドが世界に誇る作曲家 A.R.ラフマーンによる新曲「Ahimsa」を11月22日に配信、リリック・ビデオも公開となった。
タイトルの「Ahimsa」は、サンスクリット語で“非暴力”を意味する。この曲は、インドの多様なる精神性を祝福するメッセージを誇る、まさにU2の思想とA.R.ラフマーンの熟達の結集によって生まれた1曲。
A.R.ラフマーンはこう語る。「アヒンサー(非暴力)の概念には勇気と強さが必要です。兵器や武力に屈することない揺るがぬ資質。この現代社会を修復し、癒すのに最も必要な人としての使命。ずっとそれを訴えてきたU2と今、このタイミングでコラボレートできることは、非暴力運動復活のためにも素晴らしい意味があるのです」
U2のギタリスト、ジ・エッジはこうコメントしている。「この曲でA.R.ラフマーンと仕事ができたことを心より嬉しく思います。非凡な才能の持ち主のスーパースターでありながら、人としての寛容さを持ち合わせている。そんな彼の祖国に、あと数週間で行けるんです。インドは長い間 “死ぬまでに絶対に訪れたい国”でした。アヒンサーの原則、つまり非暴力主義こそ、音楽を演奏するために初めて集まった時から、僕らというバンドを形成する重要な柱だったんです。現代と古代が同時に混じり合うインドの文化を、自分たち自身でじかに体験するのを楽しみにしています」
ボノはこう語る。「不正との戦いは、これまでもずっと僕らにとって重要なことでした。僕らはある種、マーティン・ルーサー・キング牧師によって人間形成をされた部分があって、そのキング牧師はマハトマ・ガンジーの生徒でした。キング牧師はかつて “モラルの宇宙が描く弧は長いが、それは正義の方に向かっている”と述べている。でも今はそうではないのかもしれない…正義の方には向かっていません。でも本来はそこに向かわねばならない。民主主義を守るには、僕らは積極的にみずからが関与し、僕らが何を感じているか、僕らにとって何が大事なのかを、人に表明しなければなりません。その発想の源の、僕らはいわば生徒なんです。つまりそれがアヒンサー、非暴力です。インドが僕らにそれを教えてくれました。全世界にとって、最も素晴らしい贈り物…それは核エネルギーよりも、どんな軍隊よりも、海軍よりも、大英帝国よりもパワフルです。アヒンサー自体がパワーなんです。かつてないほど、今それが重要なんです」
また、せまる来日公演に合わせて、U2のオリジナル・アルバムとベスト・アルバムが期間限定価格で販売中。(日本盤CDおよび配信アルバム)。
U2 & A.R. ラフマーン「Ahimsa」
2019年11月22日リリース
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