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タンジェリン・ドリーム、名盤『Phaedra』の50周年記念BOXが4/18発売決定

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タンジェリン・ドリーム(Tangerine Dream)の最も成功し、高く評価されているアルバムの一つである『Phaedra』の限定版6枚組アニヴァーサリー・ボックス・エディションが2025年4月18日にリリースされることが決定した。

『Phaedra』50周年記念エディションは、6枚組の50周年記念ボックス・セットであり、リマスターされたオリジナル・アルバム・ミックスに加え、レコーディング・セッション時のアウトテイクを収録した2枚のディスク、1974年6月にロンドンのヴィクトリア・パレス・シアターで行なわれたライヴ(バンドのイギリスでの初ライヴ)の完全収録音源、そしてスティーヴン・ウィルソンによる5.1サラウンド・サウンド・ミックスを収めたブルーレイ・ディスクが含まれている。

また、タンジェリン・ドリームの専門家であるヴァウター・ベッセルズによる新たなエッセイを収録したイラスト付きのブックレットも同梱されている。

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Phaedra (Remastered 2018)

 

タンジェリン・ドリームの生涯

『Phaedra』は、1974年2月にヴァージン・レコードからリリースされ、発売後15週間に亘りUKチャートにランクインした。1973年11月にザ・マナー・スタジオで録音された本作は、バンドにとってヴァージンでの最初のアルバムであり、そして決定的な点として、彼らが初めてシーケンサーを使用した作品でもあり、その後の音楽制作における重要な進化として、今日に至るまで電子音楽に多大な影響を与えている。

また、タンジェリン・ドリームの創設メンバーであるエドガー・フローゼが考案した“Kosmische Musik(宇宙的音楽)”という概念にも深く関わっており、この言葉は“クラウトロック”という呼称が定着する以前から、一部のドイツ人アーティストによって好まれていた。

『Phaedra』におけるシンセサイザーとシーケンサーの革新的な使用は、それまでにない豊かで没入感のある音の世界を生み出した。発売当初、ラジオでのエアプレイはなかったものの、口コミやリスナー自身の発見によって成功を収め、電子音楽が芸術の一形態として成立することを示した。さらに、それが他のどの音楽ジャンルにも引けを取らない、あるいはそれ以上に複雑で洗練されたものであることを証明した。

Written By uDiscover Team



タンジェリン・ドリーム『Phaedra – 50th Anniversary Edition』
2025年4月18日発売
5CD+ブルーレイ 【音源のみ】




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