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元ジャーニーのスティーヴ・ペリー、約24年の新作『Traces』発売決定
現在も確固たる人気を誇る老舗ロック・バンド、ジャーニーの歴代ヴォーカリストの中でも一際存在感を放ち、在籍中には「Don’t Stop Believin’」「Open Arms」「Any Way You Want It(邦題:お気に召すまま)」「Separate Ways」、ソロでは「Oh, Sherrie」といった数々の大ヒット曲を世に送り出した、孤高のロック・ヴォーカリスト兼ソングライターのスティーヴ・ペリー。
長い間目立った音楽活動のなかったスティーヴ・ペリーだが、2017年にはジャーニーが「ロックの殿堂」入りを果たし、その功績が改めて評価される中、1994年の前作『For the Love of Strange Medicine』から実に約24年ぶりとなるニュー・アルバム『Traces』を10月5日に全世界同時発売することが発表された。
アルバムはペリーのセルフ・プロデュースで、ザ・ビートルズ「I Need You」のカヴァーを除き、全曲新曲で構成されている。
「自身の30年間を10曲にまとめることは実にエモーショナルな経験だった。私はクリエイティヴな自由を得てこれらの曲を書き、レコーディングし始めた。その過程で、私は音楽に対する自分の愛を再発見した。それぞれの楽曲には私の過去の痕跡(Traces)が表現されているが、いっぽうで未来への希望も含まれているんだ」とペリーが語るとおり、シーンの表舞台から身を引いていた時期から今回の復活に至るまでの、愛、インスピレーション、再生といったペリーの深くパーソナルな面が描かれているとのこと。
アルバムの発表と同時に先行シングルの「No Erasin’」のミュージック・ビデオが公開された。ジャーニー時代を彷彿される懐かしくも新しいサウンドと、変わらぬ伸びやかな歌声を披露し、健在ぶりを示している。
国内盤はボーナス・トラックが2曲収録されて発売となる。iTunes Storeではアルバムの予約がスタートしており、予約すると「No Erasin’」が先行してダウンロードできる。
また、オフィシャルサイトではスティーヴ・ペリーからのメッセージも公開された。日本語訳は以下のとおり。
何年も前、私は姿を消した。理由はいろいろあったが、主に…音楽に対する愛が突如私の中から消えてしまったから。
ただ音楽をやめることが、自分のするべきことだと思った。もし音楽がまた私の心に戻ってきたら、それから何をすべきかを見えてくるだろうと。もし戻ってこなければ…それならそれでいい。あのころ私は既に夢のまた夢の世界の住人だった。
何年も経った。ある日、創造的な自由をもって、私自身も初めて耳にするいくつかの音楽的なアイデアをスケッチし始めた。1曲が多くにつながり、音楽に対する愛が戻ってきた。
それから別の美しい出来事が起こった。私は愛を見つけたのだ。大切なケリー(*スティーヴ・ペリーが長年連れ添った彼女のケリー・ナッシュ)が私に人生を与えくれた。それまで気づかなかった人生を。
2012年12月、彼女は逝ってしまった。”愛することを知らないよりは、愛して失った方が良い”。私は今、この意味を深く理解している。
2015年5月、私は録音し始めた。このアルバムの曲は私にとって特別なものだ。どうかあなたに聴いてほしい。あなたが感じることが何であれ、聴いてもらえると嬉しいです。
スティーヴ・ペリー
スティーヴ・ペリー 『Traces』
発売日:2018年10月5日(金)
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