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新生マーク・アーモンドとソフト・セルのベスト盤に注目

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3月 10, 2017

マーク・アーモンドは、新しいものに対する飽くなき欲求を持ちながら、音楽界で極めて貴重な声であり続けてきた。ヒット作を連発しポップ界を大手を振って歩いたデュオ、ソフト・セルの片割れとして名声を得たアーモンドは、その後ソロとしてのキャリアを歩み、ジャック・ブレルのカヴァーからロシアのセンティメンタルな曲まで、あらゆるものに取り組んできた。怖いもの知らずに見受けられる彼は、思わず引き込まれてしまうと同時に、人を煙に巻くような一連の作品を積み重ねて行った。

アーモンドのUKツアー出発直前の3月10日にリリースされた2枚組CDコンピレーション『Hits and Pieces: The Best of Marc Almond and Soft Cell』は、彼にとって非常に重要なレコードを抜き出し、その35年のキャリアを理解する上で役立つ内容となっている。過去の未発表シングル「A Kind of Love」と共に、、ソフト・セル不朽のグロリア・ジョーンズのカヴァー「Tainted Love（邦題：汚れ無き愛）」や、優雅に荒廃したエレクトロ・ポップの世界へと誘ってくれる「Bedsitter（邦題：ベッドの上が僕の国）」などの素晴らしい曲がこの『Hits』には収録されている。また『pieces』には、2014年発売の、元々はEPのみでリリースされた曲が集められたソロ・アルバム『The Dancing Marquis』のタイトル・トラックなどが収録されている。

また、ブロンスキー・ビートとレコーディングしたディスコの代表曲「I Feel Love」のカヴァーを始め、ポップ・アイコンのジーン・ピットニーとレコーディングしたアーモンドのUKチャート・トップ・デュエット「Something’s Gotten Hold of My Heart」等、彼の名コラボレーションも投入されている。とにかく、この作品には36曲が収録されており、アーモンドの多岐に渡る輝かしいキャリアの簡明な入門編であり、彼の作品をもっと探し出そうとする新参者が続出するだろう。

『Hits and Pieces: The Best of Marc Almond and Soft Cell』は、3月10日発売。

“Hits & Pieces: The Very Best of Marc Almond and Soft Cell全トラックリスト：

CD1

ソフト・セル： ‘Memorabilia’

ソフト・セル： ‘Tainted Love’/‘Where Did Our Love Go’ (Original 12” Version)

ソフト・セル： ‘Bedsitter’

ソフト・セル： ‘Say Hello Wave Goodbye’

ソフト・セル： ‘Torch’

ソフト・セル： ‘What!’

ソフト・セル：‘Where The Heart Is’

ソフト・セル： ‘Soul Inside’ (Extended Single Version)

ソフト・セル： ‘Down In The Subway’ (Extended Single Version)