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ノラ・ジョーンズがデビュー前にプロモ用として制作されたデモ音源が国内初作品化
ノラ・ジョーンズがアルバム・デビュー前にプロモーション用に制作されたデモ音源が『First Sessions』として国内初作品化され12月20日に発売されることが決定した。
デビュー当初に一部ツアー会場やホームページでごく少数流通したのみという本作は、タイトルどおり初めてレコーディングした楽曲をまとめた幻の作品。デビュー・アルバム『Come Away With Me』に収録されていた大ヒット曲「Don’t Know Why」や「Come Away With Me」のファースト・ミックス音源のほか、この作品のみに収録されているジェシー・ハリス作の「Something Is Calling You」やホレス・シルヴァー作の「Peace」など貴重な音源が収録されている。
ノラ・ジョーンズはこの『First Sessions』が評価され、正式にBLUE NOTEとの契約が決定し、2001年5月からクレイグ・ストリートをプロデューサーに迎え20曲超レコーディング。しかし、クレイグの音の方向性をBLUE NOTEの当時の社長=ブルース・ランドヴァルが気に入らず、手直しをして残した3曲のみを残し、ダイアナ・ロス、ホール&オーツ、ダニー・ハサウェイなどのプロデューサーとしても有名な名匠アリフ・マーディンが『First Sessions』の曲といくつかのカヴァーをうまくまとめて世に出したのが、デビュー作であり全世界累計売上が2,700万枚以上を記録している『Come Away With Me』だった。
本作『First Sessions』から「Don’t Know Why」、「Turn Me On」、「Come Away With Me」、「Lone Star」の4曲が『Come Away With Me』に収録。3曲目「Something Is Calling You」はジェシー・ハリスの作曲で、『Come Away With Me』には未収録ながら、2003年発表の映像作品『Live in New Orleans』に収録。本作で初めて国内CD化される楽曲。
6曲目の「Peace」は、BLUE NOTEとも縁の深いピアニスト=ホレス・シルヴァーの1959年作品『Blowin the Blues Away』に収録された楽曲。昨年リリースした新作『Day Breaks』にも最新ヴァージョンを収録するなど、ノラにとっても非常に思い入れのある楽曲となっている。
■新作情報
ノラ・ジョーンズ『First Sessions』
発売日:2017年12月20日
価格:1620円(税込)
品番:UCCQ-1079
01. Don’t Know Why
02. Come Away With Me
03. Something Is Calling You (※国内未発表楽曲)
04. Turn Me On
05. Lone Star
06. Peace (※国内未発表楽曲)
ノラ・ジョーンズ『Norah Jones “Day Breaks” (Deluxe Edition)』
発売日:2017年10月27日(金)
品番:UCCQ-9306/7
価格:3,456円(税込)
2枚組UHQ-CD仕様
- 多くの人を魅了したノラ・ジョーンズのデビュー・アルバム
- 二作目のジンクスとは無縁だったノラ・ジョーンズ
- ノラ・ジョーンズ『デイ・ブレイクス』デラックス・エディション
- [深堀解説]ノラ・ジョーンズが14年かけてたどり着いた『Day Breaks』というジャズ・スタイルの原点