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マックス・リヒターのソロ2作目『The Blue Notebooks』15周年記念盤がリリース決定
8時間の眠りのための音楽「Sleep」で全世界を席巻し、映画音楽やポスト・クラシカルの作曲家・プロデューサーとして人気の高いマックス・リヒター。2003年に作曲され、2004年に発売された彼の最も成功した作品に数えられるソロ2作目『The Blue Notebooks』の15周年を記念したスペシャル・バージョンが5月11日に発売されることとなった。
『The Blue Notebooks』は現在の彼のレーベル、ドイツ・グラモフォンに移ってからインストながら10万枚以上を売り上げ、Spotifyだけで9,100万回以上ストリーミングされている大ヒット作。「Vladimir’s Blues」、「Written on the Sky」の他、過去に、映画『シャッター・アイランド』(2010年)、『ディス/コネクト』(2012年)、『天使が消えた街』(2014年)、そして昨年公開映画『メッセージ』で非常に印象的に使用され話題となった「On the Nature of Daylight」など数々のヒット曲が収録されている。
『The Blue Notebooks』は2003年のイラク戦争を受け作曲された作品で、マックス自身は「ブルーノートブックは、音楽が社会についてコメントする試みで、具体的に言うとこれは反暴力の録音です。それは、政治的、社会的、そして個人的な蛮行に対する繊細で穏やかな抗議です。悲しいことに、それは今日もまだ非常に通用しています」と語っており、音楽メディアのピッチフォークは「最近の記憶の中で、最も感動的で身近なコンテンポラリー・クラシックの録音」と絶賛している。
今回発売される15周年記念盤(2枚組CD、2枚組LP、デジタル配信)は、オリジナルのアルバムに加え、ボーナストラックとリミックスも収録しカバー・ジャケット・デザインも一新される。アルバム発売に先行して、未発表曲「A Catalogue of Afternoons」の配信が4月20日より始まり、マックス自身がこの曲を演奏している映像も公開されている。
また、6月にはスーパー・デラックス・エディションとして実際のノートブック付き特別限定盤も発売される予定で、こちらにのみ、新曲「Cypher」が収録される。
『The Blue Notebooks-15 Years』
発売日:2018年5月11日
CD1 The Blue Notebooks (Original)
1. The Blue Notebooks
2. On The Nature Of Daylight
3. Horizon Variations
4. Shadow Journal
5. Iconography
6. Vladimir’s Blues
7. Arboretum
8. Old Song
9. Organum
10. The Trees
11. Written On The Sky
CD2 – Bonus Tracks & Remixes
1. A Catalogue of Afternoons*
2. On the Nature of Daylight (Orchestra Version)
3. Vladimir’s Blues (2018)
4. On the Nature of Daylight (Entropy)
5. Iconography (Konx-Om-Pax Remix)
6. Vladimir´s Blues (Jlin Remix)
7. This Bitter Earth / On The Nature Of Daylight