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ベック、ファレルと共作した新曲「Saw Lightning」を配信、コラボについても語る
独自の音楽性で圧倒的なカリスマ人気を誇る奇才、ベックが2019年4月15日に新曲「Saw Lightning」を突如リリースした。また、楽曲のリリースに合わせて、この曲が使用されているヘッドフォン/イヤフォン・ブランド=Beats by Dr. Dre「Powerbeats Pro」キャンペーンCMもグローバルでスタートした。
チャイルディッシュ・ガンビーノの「This Is America」のMVを手掛けグラミー賞も受賞した日本人ディレクター、ヒロ・ムライが監督を務めたこのCMには、日本人アスリートの野中生萌(ボルダリング)も登場している。
ベックはこの楽曲をプレミア公開したApple Musicのゼイン・ロウの番組に出演し、ファレル・ウィリアムスとは20年間一緒に仕事をしたかったと語った。「“Midnite Vultures”を作っていた時に、ネプチューンズがちょうど出てきたんだ。その時に、次は彼らと一緒にしたい!と思ってから20年かかったよ。今までの音楽制作の中で、経験したことがないぐらいにどれとも違っていた。とてもエネルギーがあって、作業は凄いスピードで進んで、全てが開かれていた。なんでもできるようだったよ。すべてがオンの状態で、すべてからインスピレーションを受け、すべてが信じられないほど速く起こるんだ。2番目のことなんて考えている暇なんてなかった、素晴らしかったよ」」。
配信となった新曲「Saw Lightning」については「ファレルが“snakebiting”って言ったとこからとったんだ。天を見上げて、より高みを目指そうとする王のことだよ」。
新曲とともに『Hyperspace』と名付けられたアルバムの発売も発表。このタイトルは、80年代のビデオゲーム、アステロイドからインスパイアされたそうだ。「やられそうになった時に使う『Hyperspace』というボタンがあったんだ。どの曲も、いろんな人にとっての”Hyperspace”や世界との付き合い方を描いている。自分のおかれた現実から逃げるようにね」。
アルバムについて、他のコラボレーションはあるのかという質問に対しては、「今までとは違った人にアプローチしているんだ。甘い言葉でなんとか誘ってるところ。すぐにわかると思うよ」と話している。
ベック「Saw Lightning」
2019年4月15日配信
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