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フランク・ザッパ『Apostrophe (’)』50周年盤より、1974年の「Penguin in Bondage」ライヴ音源公開
フランク・ザッパ(Frank Zappa)の新たなライヴ音源が、アルバム『Apostrophe (’)』の50周年記念盤のリリースに先駆けて配信された。
この音源は1974年にコロラド・スプリングスで行われたライヴで録音されたもので、ザッパはファンに愛される名曲「Penguin in Bondage」を演奏している。会場は特定されていないが、同年にザ・マザーズ・オブ・インヴェンションとシヴィック・オーディトリアムで行ったライヴからの音源だという説が有力だ。
1974年9月にライヴ・アルバム『Roxy & Elsewhere』の収録曲として初めてリリースされた「Penguin in Bondage」は、ザッパがステージで演奏するのを好んだ楽曲のひとつとして知られている。
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「Penguin In Bondage (Live In Colorado Springs, Colorado)」は、長年ザッパ家のテープ倉庫の管理人を務めるジョー・トラヴァースが同倉庫に潜入する様子を収めた新映像「Episode 1: Inside the Vault」の公開にあわせてリリースされた。
この映像では、ザッパの全キャリアからの膨大な芸術品、創作資産、制作の裏側を記した資料などが保管されている伝説的倉庫をジョー・トラヴァースが案内している。
9月13日に多形態でリリースされる『Apostrophe (’): 50th Anniversary Edition』には、6枚のディスク(5CD+ブルーレイ)に計75曲を収録した壮大なスーパー・デラックス・エディションも含まれている。このセットには、バーニー・グランドマンが手がけたアルバム本編の2024年リマスター版のほか、テープ倉庫から発掘されたレコーディングのアウトテイク、収録曲の別テイク、さらにはクレイグ・パーカー・アダムスがリミックスと修復を、ジョン・ポリートがリマスターを担当した2024年版ミックスなどを併録。
また、1974年に行われた二つの歴史的な公演――コロラド州コロラド・スプリングス(会場は不明)公演と、1974年11月20日にオハイオ州デイトンのハラ・アリーナで行われた公演――のライヴ音源も収められる。さらに、付属の52ページのブックレットには、サム・エマーソンのアーカイブからの未公開写真やジャーナリストのサイモン・プレンティスによるエッセイとライナーノーツが掲載されている。
『Apostrophe (’): 50th Anniversary Edition』に収録するライヴ音源とレコーディング音源をセレクトするにあたり、ジョー・トラヴァースは、ザッパを最高の音質で聴かせること、かつ彼の全貌を見せることのバランスを重視したと強調している。実際にコロラド・スプリングスやオハイオ公演のテープは音質が完璧ではないものの、他のツアーでは再現されなかった曲のバリエーションが含まれているため、今回のデラックス・エディションに選ばれたという。
アルバム『Apostrophe (’)』は1974年のリリース以来、 初めてストリーミング・プラットフォームにも登場する。全75曲が96kHz/24-bitのハイレゾ音質と44.1kHz/16-bitの標準音質の両方で入手可能になるほか、アルバム本編の9トラックのみのドルビー・アトモス・ミックスも、主要なハイレゾ・ストリーミング・サービスで別途配信される予定だ。
Written By Sam Armstrong
フランク・ザッパ『Apostrophe (’)』50周年記念盤
2024年9月13日発売
5CD+Blu-ray Audio / Tシャツ / アナログ / iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music
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