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アンドレア・ボチェッリ、完全オリジナルとしては14年ぶりの新作が10月に発売決定
全世界で8000万枚以上のトータル・セールスを誇るテノール歌手のアンドレア・ボチェッリが、ニュー・アルバム『Sì』を2018年10月26日に発売されることが決定した。
今回のアルバム『Sì』は、完全オリジナル・アルバムとしては14年ぶりの作品となり、テーマは「愛」で、「人生」「家族」といった人との繋がりが原動力になっているという。アンドレアはこの作品についてこのように語っている。「このアルバムの根底に流れるテーマは、永遠に続く旅をする人類と、その存在の原動力となる愛です。信頼や勇気の中にある愛、恋人たちの愛、記憶の中に生きる愛、人生の旅における愛……。人生において成熟のときを迎えている今の私が抱く“愛”についての概念は、20代や30代のときに抱いていた概念よりも広いものです。このアルバムは、そうしてだんだんと広がっていった視野を反映したものであると思っています。そう、官能的な愛があるのと同時に、人生への愛、美への愛、この世界の“同乗者”としての我々すべてを結びつける愛、そしてこの世界を創造した神への愛も、間違いなく“愛”なのです」。
また、アルバムに収録されている作品「If Only」が、アルバム発売に先駆け、6月15日(金)よりデジタル配信された。こちらは、英語・イタリア語・スペイン語の3カ国ヴァージョンが収録されている。この曲は、歴代ベストセラー・シングルとなったボチェッリ最大のヒット曲「Time To Say Goodbye」を手掛けたフランチェスコ・サルトーリと故ルーチョ・クァラントットによる作品だ。
さらにアルバム・プロデュースには、ピンク・フロイドやルー・リードを手掛けた伝説的プロデューサー、ボブ・エズリンを迎え、イタリアの自宅でレコーディングされた。また、「If Only」を日本人アーティストとデュエットしたトラックが、国内盤のみのボーナス・トラックとして収録される予定だ。
アンドレア・ボチェッリは、今年9月22日に還暦という節目を迎えるイタリアのテノール歌手。1996年にサラ・ブライトマンとデュエットした楽曲「Time To Say Goodbye」が世界中で1,500万枚以上のセールスという爆発的な大ヒットとなり、今までにアリアナ・グランデ、エド・シーラン、ニコール・シャージンガー、ジェニファー・ロペス、リアン・ライムス、セリーヌ・ディオン、トニー・ベネットなどともコラボレーションしている。先日のクラシック・ブリット・アワードでは、見事「アイコン・アワード」に輝いたばかり。また、ロンドンで開催されたエド・シーランのウェンブリー・アリーナ公演にボチェッリがゲストで出演し話題となっている。
アンドレア・ボチェッリ『Sì』
発売日:2018年10月26日