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エアロスミス、デビュー前の貴重音源『1971: The Road Starts Hear』が4月に一般発売決定
現在も第一線で活動を続ける伝説的ロックバンド、エアロスミス(Aerosmith)。彼らの50周年記念の第一弾として、彼らの初期の録音の一つである『1971: The Road Starts Hear』が、2022年4月8日にCDとデジタルで発売されることが発表となった。発売に先行して「Somebody」が先行配信されている。
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1971年に録音されたこの貴重な音源は、最近発見されたもので、もともとは2021年秋のレコード・ストア・デイのためにカセットとレコードのみの限定盤として発売されていたもの。この限定盤はすぐに完売し、数量限定にもかかわらず、米Billboardチャートで下記のような成績を残している。
・全米アルバム・チャート91位
・トップ・ハード・ロック・アルバム・チャート 2位
・トップ・ロック・アルバム・チャート 12位
・アナログ・アルバム・チャート 13位
・トップ・アルバム・セールス・チャート 19位
『1971: The Road Starts Hear』には、未公開のアーカイブ写真、オリジナルのテープボックスの画像、そしてRolling Stone誌のDavid Frickeが執筆したライナーノーツも収録されており、長い間忘れ去られていたこの音源についてのバンドの新しいインタビューやコメントも掲載されている。
スティーブン・タイラー、ジョー・ペリー、トム・ハミルトン、ジョーイ・クレイマー、ブラッド・ウィットフォードというエアロスミスのオリジナルメンバーによる演奏で、1973年にメジャーデビューすることになる「Dream On」の初々しいバージョンなど全8曲が収録。
「Dream On」以外に演奏された「Somebody」「Movin’ Out」「Walkin’ The Dog」「Mama Kin」などの楽曲は彼らのデビュー・アルバムに収録。1979年のアルバム『Night In The Ruts』に収録されることになる「Reefer Head Woman」や、1986年にリリースされた『Classics Live』に収録されることになる「Major Barbara」なども収められている。
1971年、エアロスミスのボストンのリハーサル・ルームで、ジョー・ペリーが所有していたウォレンサック社製のテープ・マシンを使って(あの悪名高いバンを所有し、バンドのロードクルーとなったマーク・リーマンによって)レコーディングされたこの歴史的音源が、招かれた数人の友人の前で行われた演奏からのものなのか、あるいは初期のライヴのサウンドチェック中に行ったリハーサル演奏なのかは明らかになっていない。
確かなことは、このテープには、若さとハングリー精神漲る当時のエアロスミスが、コロムビア・レコードによってその才能が見出され、契約に至る1年前、そして、彼らを史上最大のロックバンドのひとつへと押し上げるきっかけとなったセルフタイトルのメジャーデビュー・アルバムがリリースされる2年前の姿が収められているということだ。
Written By Tim Peacock
エアロスミス『1971: The Road Starts Hear』
アナログ盤/カセット 2021年11月26日発売
CD/配信 2022年4月8日発売
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