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10ccの創設メンバーによる20年ぶりの新曲がリリース。「I’m Not In Love」50周年にあわせて

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Photo: Michael Putland/Getty Images

10ccの創設メンバーであるグレアム・グールドマンとケヴィン・ゴドレイが、20年ぶりとなる新曲「Don’t Want to Go To Heaven」をリリースした。

この楽曲は、2025年2月13日に公開され、翌日のバレンタインデーには、1975年にリリースしたアルバム『The Original Soundtrack』からの「Good News」をB面に収録した代表曲「I’m Not In Love」の7インチ・シングルがリリースされた。

この一連のリリースを記念し、2人はBBC Radio 2の“Piano Room”に出演し、「Don’t Want To Go To Heaven」と「I’m Not In Love」のスタジオ・ライヴ・パフォーマンスを披露している。

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10cc – Don't Want To Go To Heaven | Piano Room (2025) 4K

 

名曲「I’m Not In Love」

彼らが最後に共作したのは1995年のアルバム『Mirror Mirror』で、2023年にグレアム・グールドマンはイギリス国内16公演を巡るツアーを行っていた。発売当時、英国で1位、アメリカで2位を記録し、その後も広く評価され続けているバンドの名曲「I’m Not In Love」について、元10ccのメンバーであるエリック・スチュワートは、2018年のガーディアン紙のインタビュー記事で次のように語っていた。

「一度は曲をボツにしてテープを消去しようとしたんだけど、スタジオを歩き回っている時に、秘書がこの曲を口ずさみ、窓掃除の人が口笛を吹いているのが聞こえた。それで、それが良い曲であることに気づいたんだ」

10cc – I'm Not In Love (Radio 2 Piano Room)

10ccは1972年にマンチェスターで結成され、グレアム・グールドマン、ケヴィン・ゴドレイ、エリック・スチュワート、ロル・クレームの4人がオリジナルメンバーとして活動した。彼らはそれぞれ別のバンドで活動経験があり、全員がシンガーソングライターでありながらマルチインストゥルメンタリストでもあるという、当時としては珍しい才能を備えていた。

10ccは、1970年代を通じて『10cc』、『Sheet Music』、『The Original Soundtrack』などの名作を次々と発表し、高い評価を得た。その成功の背景には、特にゴドレイ&クレームによる強力なソングライティングパートナーシップがあった。

オリジナルメンバー4人が揃って参加した最後のアルバムは1992年の『Meanwhile』だが、実際にはグレアム・グールドマンとロル・クレームが1976年の『How Dare You』を最後にグループを脱退している。

Written By Sam Armstrong



グレアム・グールドマン&ケヴィン・ゴドレイ「Don’t Want to Go To Heaven」
2025年2月13日配信
iTunes Store /Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music



10cc『The Original Soundtrack』
1975年3月11日発売
7インチシングル / iTunes Store /Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music




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