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第16回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール史上最年少の優勝者、イム・ユンチャンの新作国内盤CDリリース決定
今年行われた第16回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールにおいて、史上最年少(18歳)でゴールド・メダルを受賞、併せて聴衆賞、最優秀新曲演奏賞を受賞したピアニスト、イム・ユンチャンのアルバム『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番《皇帝》他』の国内盤CDが2023年2月15日(水)に発売されることが決定した。
イム・ユンチャンは2018年「若いピアニストのためのクリーブランド国際ピアノコンクール」で2位及びショパン特別賞、2019年「ユン・イサン国際コンクール」では最年少で優勝及び二つの特別賞を受賞するなど、多くの世界的コンクールで成功を残している韓国出身の18歳のピアニスト。その知的な演奏で世界中の評判を呼んでおり、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールの決勝ラウンドの演奏動画は、現在900万回再生を突破している。
今作『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番《皇帝》他』はコンクール優勝後に韓国で指揮者ホン・ソゴォン率いる光州交響楽団と演奏した完売公演のライヴ録音。ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番《皇帝》のほか、光州交響楽団による2曲のオーケストラ曲、そして3曲のアンコール曲まで、プログラム全曲を収録している。
イムは今作について「《皇帝》にはベートーヴェンが望んだユートピア、自由、溢れる幸福がすべて詰まっています。その精神を聴衆に伝えたいと思いました。そして、自分の演奏に満足したことはないが、オーケストラのメンバーの情熱とエネルギーを感じることができ、そのおかげで忘れられない演奏会になりました」とコメントしている。なお、現在ライヴ録音が行われた公演の映像が一部公開されている。
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番《皇帝》第3楽章:Rondo. Allegro
イム・ユンチャンは、来年2月には来日公演も決定。東京フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会でミハイル・プレトニョフの指揮のもと、今作の収録曲「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番《皇帝》」を演奏する予定となっている。
■公演情報
東京フィルハーモニー交響楽団 2月定期演奏会
●2月22日[水]19:00開演
東京オペラシティ コンサートホール
●2月24日[金]19:00開演
サントリーホール
●2月26日[日]15:00開演
Bunkamura オーチャードホール
指揮:ミハイル・プレトニョフ(東京フィルハーモニー交響楽団 特別客演指揮者)
ピアノ:イム・ユンチャン
■リリース情報
2023年2月15日発売
イム・ユンチャン『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番《皇帝》他』
CD /Amazon Music /Apple Music / Spotify
■アーティスト情報
イム・ユンチャン
韓国の始興市生まれ。現在、韓国芸術総合学校に在籍。
7歳でピアノを始め、翌年にソウル・アーツ・センターの音楽アカデミーに入学。13歳で韓国芸術英才教育院のオーディションに合格し、教師・指導者のソン・ミンスに出会う。
翌年2018年、若いピアニストのためのクリーブランド国際ピアノコンクールで2位及びショパン特別賞を受賞。同年のクーパー国際コンクールでは最少年の参加者として注目を集め、3位と聴衆賞を獲得。クリーブランド管弦楽団との共演の機会を提供される。2019年には最年少の15歳で韓国のユン・イサン国際コンクールで優勝及び二つの特別賞を受賞。
2022年第16回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールにおいて、史上最年少(18歳)でゴールド・メダルを受賞、併せて聴衆賞、最優秀新曲演奏賞を受賞。その演奏から現れる「魔法のような力」と「自然で本能的な質」(ラ・セーナ)で、世界中の聴衆を驚嘆させた。審査委員長のマリン・アルソップは「ユンチャンは深い音楽性と驚異的なテクニックを有機的にひとつにすることができる、類稀なアーティストである」と評した。