Classical Features
3月28日『世界ピアノ・デー』に17人の世界的ピアニストが出演するストリーミング音楽祭を開催
クラシックNo.1レーベル、ドイツ・グラモフォン(Deutsche Grammophon)は、「世界ピアノ・デー」である2021年3月28日(日)の日本時間午後10時より、昨年に続く第2回目となるバーチャル音楽祭を開催することを発表した。
出演するピアニストは、マリア・ジョアン・ピリス、アリス=紗良・オット、ルドルフ・ブッフビンダー、ラン・ラン、チョ・ソンジン、ダニール・トリフォノフ、ユップ・ベヴィン、チャド・ローソン、イルマ、他、超一流の顔ぶれとなっている。
「昨年は私にはとても特別な年でした。すべてが閉鎖され、世界が新しいウィルスの恐怖に囚われる中、自分のピアノに座り、ベートーヴェンの《悲愴》ソナタをドイツ・グラモフォンのヴァーチュアル・フェスティヴァルのために録音しました」と、マリア・ジョアン・ピリスは語る。
「音楽を通じて世界に慈しみのメッセージを送ることができるのだと感じました。今年も私達の演奏が、人々に慰めの心を送り、私達がどうしたらより公正でより持続可能な、より良い未来を築くことができるのか、考えるきっかけになればと願っています」
視聴者は、イエロー・レーベルの鍵盤の巨匠たち、そしてユニバーサル ミュージックの気鋭のアーティストたちが繰りひろげる演奏を、午後10時(日本時間)から72時間、ドイツ・グラモフォンのYouTubeチャンネルで視聴可能。
プログラムは、不朽のクラシック名曲と瑞々しいコンテンポラリー作品を通して、ピアノの栄光輝く過去とスリリングな現在に俯瞰的に迫るものとなっている。
「世界ピアノ・デー」はドイツ人の作曲家、レコード・プロデューサー、演奏家のニルス・フラームが2015年に創始した。フル・サイズのピアノの鍵盤数にちなんで、毎年その年の第88日目に開催される。
■世界ピアノ・デー ヴァーチャル・フェスティヴァル
2021年3月28日(日)
日本時間午後10時より72時間視聴可能
セットリスト:
マリア・ジョアン・ピリス
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第12番 へ長調 K.332
ヤニック・ネゼ=セガン
ラフマニノフ:楽興の時 作品16 第3番 ロ短調
エリック・シャンパーニュ:D’après Hopper
アリス=紗良・オット
R.シュトラウス:明日! 作品27の4(編曲:M.レーガー)
ヤン・リシエツキ
ショパン:夜想曲 第2番 変ホ長調 作品9の2、夜想曲 第7番 嬰ハ短調 作品27の1
ラン・ラン
バッハ(ケンプ編曲):フルート・ソナタ 変ホ長調 BWV1031 第2楽章:シチリアーノ
ルドルフ・ブッフビンダー
J.シュトラウス/グリュンフェルト:ウィーンの夜会(《こうもり》の主題によるパラフレーズ)
キット・アームストロング
Études de dessin(デッサンのエチュード)
キリル・ゲルシュタイン
トーマス・アデス:子守歌
チック・コリア:チルドレンズ・ソング No.1
シキーニャ・ゴンザーガ:アトレンテ
ダニール・トリフォノフ
J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
チョ・ソンジン
ショパン:即興曲 第1番 変イ長調 作品29
カティア&マリエル・ラベック
フィリップ・グラス(編曲:マイケル・リースマン):
“Are you in love, Agathe?” 『恐るべき子供たち』から
“Terrible Interlude” 『恐るべき子供たち』から
ユップ・ベヴィン
Losar
September (piano version)
Sleeping Lotus
チャド・ローソン
ステイ
ニ長調のプレリュード
バルモレイ(ロブ・ロウ)
Rose in Abstract
Evening
Time in the Hand (Sonata “Pathétique” No. 8, Op. 13) – Beethoven Recomposed
ルイ・マセナ
Meditação
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