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アシュケナージ、85歳の誕生日を記念してベスト盤リリースと名盤を一挙25タイトルUHQCD化
半世紀に亘ってデッカ・レーベルに数々の名盤を残し、傑出したキャリアを誇るピアニストで指揮者のヴラディーミル・アシュケナージ。今年迎える85歳の誕生日を記念して、2枚組のベスト盤と、ピアノ録音の名盤25タイトルのUHQCDリイシューが誕生日当日の7月6日(水)に発売されることが決定した。
アシュケナージは1937年7月6日、旧ソ連ゴーリキー生まれ。モスクワ音楽院に入学し、1955年に第5回ショパン国際ピアノ・コンクール2位入賞、1956年のエリザベート王妃国際音楽コンクールで優勝、1962年の第2回チャイコフスキー国際コンクールで第1位をジョン・オグドンと分け合った。1963年にデッカ・レーベルと契約し、以来、現代を代表するピアニストとしてだけでなく、NHK交響楽団を含む世界のオーケストラのポストを歴任する指揮者としても、多岐にわたるキャリアで世界中の音楽ファンに刺激を与え続けてきた。2020年1月にはコンサート活動からの引退を発表し、多くのファンからその引退が惜しまれた。
今回リリースが予定されている2枚組のベスト盤『ヴラディーミル・アシュケナージ ベスト』は、これまでほぼ全ての曲を録音したといわれているショパンの名曲から、長年取り組んできたJ.S.バッハ、ベートーヴェン、ラフマニノフ、プロコフィエフの名演まで、50年以上に亘る幅広いレパートリーを網羅した内容となっている。また、カタログキャンペーンの「ヴラディーミル・アシュケナージの芸術」では、アシュケナージの幅広いレパートリーと豊富なキャリアにスポットライトをあてた名盤25枚を初UHQCD化でラインナップ。
今もなお多くのファンに支持されているアシュケナージの若き頃のショパン作品や、長年取り組んできたラフマニノフ作品、円熟のピアニズムが際立つショスタコーヴィチの作品集、長男ヴォフカと取り組んだ2台ピアノのための作品まで、ピアニストとしてのアシュケナージの功績を表す生誕85周年にふさわしい貴重なシリーズに仕上がっている。
■リリース情報
『ヴラディーミル・アシュケナージ ベスト』
2022年7月6日発売
CD