Classical Features
サー・ゲオルグ・ショルティによる《ニーベルングの指環》2022年版リマスターから第2作目が発売決定
指揮者サー・ゲオルグ・ショルティの生誕110周年・没後25年を記念して発表された『ワーグナー:楽劇《ニーベルングの指環》』全曲スタジオ録音の新たなリマスター盤(全4作品)。11月11日(金)に発売予定の《ラインの黄金》に続いて、第2作目《ヴァルキューレ》が12月9日(金)に発売されることが決定し、本日から予約がスタートした。
ショルティとウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるワーグナーの《ニーベルングの指環》の全曲スタジオ録音は、当時DECCAレーベルのプロデューサーだったジョン・カルショーが考案し、1958年から1965年の7年をかけて完成させた。総演奏時間が15時間を超えるこの録音は、史上初の《ニーベルングの指環》の全曲スタジオ録音という快挙を遂げ、録音から半世紀以上経った今もなお、尊ばれている永遠の記録となっている。
この2022年版リマスターは、オリジナル・レコーディング・セッションに関わったエンジニアである、ジミー・ロックの下で修行を積んだフィリップ・サイニーが担当している。1958年―1965年録音のオリジナル・ステレオ・マスターテープから2022年に制作したDSDマスターを使用。編集修理や酸化膜剥離が必要な状態の悪いテープは、55℃で10時間焼成することで修復に成功し、24bit/192kHzの高解像度で新たにマスタリングを実施した。
今作はSA-CD~ハイブリッド仕様になっており、日本盤のみグリーン・カラー・レーベルコート、オリジナルLPジャケットをあしらった三方背ケース、歌詞対訳付きブックレット付きでのリリースを予定している。また、この作品を含め、演奏家の活動とその録音を生涯や社会状況とあわせてとらえ、歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする山崎浩太郎氏によるオリジナル・ライナーノーツも封入される。
■リリース情報
『ワーグナー:楽劇《ヴァルキューレ》』
CD / iTunes /Amazon Music / Apple Music / Spotify
『ワーグナー:楽劇《ラインの黄金》』
CD / iTunes /Amazon Music / Apple Music
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
▽今後の発売予定
2022年12月発売予定 《ワルキューレ》
2023年3月発売予定 《ジークフリート》
2023年5月発売予定 《神々の黄昏》
※発売日・商品番号・価格等詳細は決まり次第ご案内いたします。