Classical Features
全世界に旋風を巻き起こした傑作TVシリーズの映画化第2弾『Downton Abbey: A New Era』のサウンドトラックがリリース
デッカレコードは、全世界で旋風を巻き起こしている傑作TVシリーズ「ダウントン・アビー」待望の映画化第2弾『Downton Abbey: A New Era』のサウンドトラックをリリースした。作曲家ジョン・ランが音楽を担当した今回のサウンドトラックは、エミー賞を多数受賞したシリーズの特徴的なオーケストレーションとタイトルモチーフはそのままに、1930年代のスウィング・ジャズと初期の映画の華やかさで新しい時代への物語の幕開けを表現している。このアルバムは、英国のジャズとソウルのエキサイティングな新世代アーティストを含んでおり、中でもCHERISEによる「クレイジー・リズム」は注目の仕上がりだ。
今回のサウンドトラックについて、ジョン・ランは「ダウントン・アビーに携わって10年以上になりますが、このサウンドトラックはおそらく私が最も誇りに思うものです。サイモン・カーティス監督とは、『Twenty Thousand Streets under the Sky』で一緒に仕事をしたことがありますが、彼は私の能力を最大限に引き出してくれるような人なんです」とコメントしている。
また、今回キャストとしても映画に出演したCHERISEは、「ダウントン・アビーに出演するとは思ってもみなかったし、サウンドトラックに参加することは、この素晴らしい物語に命を吹き込むという意味で、さらに特別なことです。私は、当時の注目すべき反逆者であったジョセフィン・ベイカーのエネルギーを、今日でも私自身のソウルミュージックで、彼女の個性、楽しさ、華やかさを表現しようとしました」と語っている。
「ダウントン・アビー」のオリジナルテレビシリーズは、12年前の2010年9月にITVで初めて放送され、以来、6シーズン、2本の長編映画で絶賛され、世界中の熱烈なファンを育て、数多くの賞賛を集めてきた。このたびの新作「Downton Abbey: A New Era」では、伯爵夫人が新たに相続した別荘の謎を解き明かすため、南フランスへの壮大な旅に出た最愛の一家が再び集結。オリジナルの主要キャストに加え、ヒュー・ダンシー、ローラ・ハドック、ナタリー・ベイ、ドミニク・ウェストが新たに加わった。
脚本は「ダウントン」の生みの親でアカデミー賞受賞者のジュリアン・フェローズが担当し、エミー賞と英国アカデミー賞を受賞したガレス・ニームとエミー賞受賞者のリズ・トラブリッジがフェローズとともに製作を務めている。監督は、英国アカデミー賞とエミー賞にノミネートされたサイモン・カーティス(「マイ・ウィーク・ウィズ・マリリン」)。
英国では先週末からいよいよ公開がスタートした本作。日本での公開にも期待が高まる。
■リリース情報
『Downton Abbey: A New Era (Original Motion Picture Soundtrack)』
2022年4月29日配信
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