Classical Features
史上最高のディーヴァ ダイアナ・ロス、実に22年振りとなるニュー・アルバムのリリースが決定
18曲もの全米1位ヒットを放ち、ギネスワールドレコーズより「世界で最も成功した女性アーティスト」と認定された史上最高のディーヴァ、ダイアナ・ロス。そんな彼女の待望のニュー・アルバム『サンキュー』が今秋にリリースされることが決定、先行配信曲「サンキュー」も本日から配信がスタートする。また、アルバムのティザー映像も公開された。
ダイアナの新作は1999年の『エヴリ・デイ・イズ・ア・ニュー・デイ』以来、なんと22年振り。
ダイアナの自宅スタジオを中心に制作された本作は、共作とプロデュースにジャック・アントノフ (テイラー・スウィフト、ロード、ラナ・デル・レイ)、トロイ・ミラー (グレゴリー・ポーター、ジェイミー・カラム)、トライアングル・パーク (カニエ・ウェスト、H.E.R.)といった現代最高峰の布陣を迎え、彼女の代名詞であるソウル/R&Bサウンドの魅力を現代のハイブリッド・サウンドでよみがえらせた、ファンの期待を決して裏切らない渾身の内容となっている。
喜びや感謝がコンセプトである本作は、ダイアナの家族や友人、世界中のオーディエンスが彼女の人生において大きな意味を持っていることを示しており、難しい状況の中でも光を求めて歩いて行こうという強い意志のあらわれともなっている。
「歌うことについて、私は美しい執念のようなものを持っているの」と語るダイアナは、本作について「今回の曲たちは、私からあなたへ感謝と愛を込めた贈り物なの。この素晴らしい音楽をこの時期に録音出来て、とても嬉しかったわ。愛についてのこのアルバムを全てのリスナーに捧げたい。私の声を聴くと、私の心が『愛こそ道を切り拓く』と言っているのが聴こえると思うわ」とコメントしている。
■アーティスト情報
12曲ものナンバーワン・ヒットを生み出したモータウンの看板女性グループ、シュープリームスのリード・ヴォーカルとして、ソロ・アーティストとして、20世紀のポップ・ミュージック・シーンにおいて最も成功した1人。
本名ダイアナ・アール。1944年デトロイトの出身。59年に友人のマリー・ウィルソン、フロレンス・バラード、バーバラ・マーティンとプリメッツという カルテットを結成し、61年にモータウン・レコードと契約。バーバラ・マーティンが脱退し、シュープリームスというトリオとして活動を始めた。このグルー プ名は、67年にフロレンス・バラードが脱退しシンディ・バードソングが加入した時に、ダイアナ・ロス&シュープリームスと改名するまで続いた。
ダイアナは、69年のシングル「またいつの日か(Someday We’ll Be Together)」を最後にグループを脱退し、ソロ活動をスタート。アルバムから70年の「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」、73年の 「タッチ・ミー・イン・ザ・モーニング」、80年の「アップサイド・ダウン」と全米ナンバーワン・ヒットを連発。その一方で俳優業にも積極的で、75年の 映画『マホガニー』に主演、自ら歌ったテーマ曲「マホガニーのテーマ(Do You Know Where You’re Going To)」が全米ナンバーワン・ヒットとなる快挙を実現した。
またオズの魔法使いの新しいリメイクである78年のミュージカル映画『ウィズ』では、マイケル・ジャクソンと共演した。 また73年にはマーヴィン・ゲイとのデュエット・アルバム『ダイアナ&マーヴィン』を発表。さらに81年には、ブルック・シールズ主演映画『エンドレス・ ラヴ』の同名テーマ曲をライオネル・リッチーとのデュエットで披露。これも全米ナンバーワンを記録するなど、デュエットでも大活躍した。
82年にはモータウンを離れRCAレーベルへ移籍。同年のマイケル・ジャクソンのプロデュースによるアルバム『Swept Away』がヒットしたが、その後大きなヒットを生むことができず、89年にモータウンヘ復帰した。 1991年には、ユニバーサルのアニメ映画『リトル・フットの大冒険』のテーマ曲として「イフ・ウイ・ホールド・オン・トゥゲザー」を発表。ここ日本では、テレビのトレンディ・ドラマで主題歌に使用されて大ヒットしたのも記憶に新しい。
■リリース情報
2021年11月15日発売
ダイアナ・ロス『サンキュー』
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