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ショパン・コンクール優勝から8年、世界へ羽ばたいたチョ・ソンジンの新作『ヘンデル・プロジェクト』発売決定
ピアニスト、チョ・ソンジンが2022年8月の来日リサイタルで披露したヘンデル作品を収録した新作『ヘンデル・プロジェクト』が2023年2月3日(金)に発売されることが決定した。なお、本日よりアルバムからヘンデル作曲(ヴィルヘルム・ケンプ編曲)「メヌエット ト短調(クラヴィーア組曲 第2巻 第1番 HWV434から第4曲)」の先行配信がスタートしている。
チョ・ソンジンは第7回浜松国際ピアノ・コンクールで最年少優勝、17歳でチャイコフスキー国際コンクール第3位入賞と、数々の世界的コンクールで実績を残している韓国出身の28歳のピアニスト。2015年、第17回ショパン国際ピアノ・コンクールで優勝し、国際的な脚光を浴びて以来、世界各地の権威あるコンサートホールで多くのリサイタルを行っている。
今作『ヘンデル・プロジェクト』では、チョ・ソンジンがその豊かな表現と幅広い旋律に惚れ込んだ、ヘンデルのクラヴィーア組曲の第1巻から3曲を録音。さらに、ヘンデルが後世の作曲家に与えた影響を探るべく、ブラームスがヘンデルの作品をもとに書いた「ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ」も収録している。ヘンデル作品の原型である古楽器の録音を聴きながら指使いに工夫を凝らし、バロック音楽の表現を重視しながらも現代ピアノの可能性を引き出すためにダイナミクスを一部変更するなど、バロックと現代を兼ね備えたパフォーマンスを披露している。
今作についてチョ・ソンジンは「バロックの作曲家といえば、もちろんバッハが有名です。しかし、私は数年前にヘンデルの組曲に出会って、現代のピアノではあまり演奏されないような素晴らしい曲がたくさん含まれていることに気づきました。私にとってヘンデルの音楽は、心の奥から直接伝わってくるものなので、聴く人もすんなりと入っていけると思います」と語っている。
■リリース情報
チョ・ソンジン『ヘンデル・プロジェクト』
2023年2月3日発売
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