ニール・ヤングとジョニ・ミッチェルの1968年ライヴ音源が見つかる

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1968年にミシガン大学キャンパスで録音されたニール・ヤングとジョニ・ミッチェルのライヴ音源がミシガン・ヒストリー・プロジェクトが発掘したプロ音質のレコーディング・シリーズの中で発見された。

デヴィッド・アックルズやティム・バックリィ、オデッタ、デイヴ・ヴァン・ロンクらによるコンサートをフィーチャリングしたその7インチのオープンリールオーディオ・テープは、ミシガン州アナーバーの”カンタベリー・ハウス”と呼ばれる会場で録音されたもの。その場所は1960年中期から後期には定期的にカウンターカルチャーのイベントが開催されていた所だった。

非営利団体のミシガン・ヒストリー・プロジェクトは最近手に入れたこのコンサート音源のリリースに興味を示しそうなレコード・レーベルを探している。

「このテープの存在については6年前くらいに知りました」とミシガン・ヒストリー・プロジェクトの会長であるアラン・グレンは公式発表の中で述べている。「元々は個人コレクターによって所有されていたんですが、その後行方がわからなくなってしまって一生見つからなかったら、と心配していたんですが、数週間前に発見されてとても驚いたと同時に安堵していたところです。何よりも今優先すべきなのは、この音源をデジタル・フォーマットへ移し換えて、オリジナルのアナログ・テープを安全に保管することです」。

全ての音源は出演アーティストの承認を得ている、とミシガン・ヒストリー・プロジェクトは付け加えた。ミシガン州を拠点に活動するマスタリング・エンジニアのクリス・グースマンは「このカンタベリー・ハウスでの音源は観客が録音した海賊盤ではなく、プロの機材で第一級のサウンドボードに録音されたものなんです。良質の録音で、保存状態もいい、というレアな条件が揃った素晴らしいコレクションなので、歴史的にもとても価値があるものです」。

ニール・ヤングは1968年の11月8日から10日にかけて、カンタベリー・ハウスでコンサートを開催し、9日と10日のライヴが『Sugar Mountain – Live at Canterbury House 1968』としてリリースされているが、8日のライヴだけは未発表のままである。この記事を出筆している現時点では、ミシガン・ヒストリー・プロジェクトがどの日のライヴ音源を所有しているのは明らかにされていない。

他にも、フランク・ザッパやザ・マザーズ・オブ・インヴェンション、バディ・ガイ、サン・ラ、リッチー・ヘブンスなどなど、この時代にカンタベリー・ハウスでパフォーマンスした著名アーティストはいるが、彼らのライヴ音源はまだ公にされていない。

Written By Tim Peacock



 

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