スーパートランプの初のヒット作『Crime Of The Century』
1974年9月25日、スーパートランプはゴールドを追い求めるかのように成功を狙いに行っており、その日にリリースされたニュー・アルバム『Crime Of The Century』はまさに適切な作品となった。このバンドの3枚目のアルバムは、商業的に成功し、イギリスとアメリカでヒット・シングルを生み出し、最終的には両国でゴールド・ディスクを獲得した。
このアルバムはリック・デイヴィスとロジャー・ホジソンが作曲しイギリスでの初ヒット曲として1975年初めに13位を記録した「Dreamer」やタイトル曲の「Bloody Well Right」など、キーとなる曲が含まれている。「Bloody Well Right」はアメリカでもポップのトップ40入りを果たし、スーパートランプがラジオ局で、FMからAMへと移るきっかけとなった。
しかし「Dreamer」が翌年にヒット曲となるとアルバムもつられるように再燃して、3月には4位まで上昇した。また全米アルバム・チャートへもデビューし、最高38位を記録し、結果的に76週もの間チャート入りを記録した。
Written by Paul Sexton
スーパートランプ『Crime Of The Century』