欧米の夏フェス TOP10
ここ50年、夏の音楽フェスは誇り高きロックン・ロール・ファンの予定表の必須項目になっている。と言うわけで、また日が長くなってきた昨今、uDiscoverは寝袋を用意し、栄養ドリンクを大量に詰め込み、夏フェスTOP10のメイン・ステージのアクションを捉えるべく、最前線へ向かうことにした。
(*本記事およびリストは本国uDiscovermusicの翻訳記事です)
■プリマヴェーラ・サウンド(スペイン・バルセロナ)
最高のインディ・ポップとオルタナティヴ・ロックを吸収したいと張り切っている輩にとって、プリマヴェーラはヨーロッパで最も重要な立ち寄り地のひとつだ。2017年のイべントは先日開催され、アーケイド・ファイアとボン・イヴェール等がヘッドライナーを務めた。
■グラストンベリー(イギリス・サマセット)
全フェスティバルの”父”と言えるかも知れないこの伝説的フェスティバルは、ピラミッド型のヘッドライナー・ステージで知られ、40年以上の根強い支持を得ている。2017年のイべントを賑わせたのは、レディオヘッド、フー・ファイターズ、エド・シーランらのレジェンド達。
■コーチェラ(アメリカ・カリフォルニア)
1999年以降、アメリカ周辺の人々は恒例のフラワー・パワー・バッカナリア(ドンちゃん騒ぎ)の為に、カリフォルニア州コーチェラ・ヴァレー砂漠まで歩を進めてくる。アーケイド・ファイアのような人気上昇中のアーティストから、ガンズ・アンド・ローゼズのような伝説的ヘッドライナーまで、その多様なラインナップと壮大な雰囲気は、あらゆる年代の観客と有名な参加者を惹きつける。
■ダウンロード(イギリス・ダービー・ドニントン・パーク)
恐らくは世界で最も有名なメタルやへヴィ・ロックのためのフェスティバルのダウンロードは、ドニントン・パークで行われていた伝説のモンスターズ・オブ・ロック・フェスティバルから引き継がれた。ガンズ・アンド・ローゼズやモーターヘッド等がここでプレイし、2017年にはエアロスミスやビッフィ・クライロ等がヘッドライナーを務めた。
■ロック・アム・リング(ドイツ・メンディヒ)
もしあなたの十八番がロックとメタルなら、世界中で最も参加数の多いロック・フェスティバルのひとつと堂々と主張出来るこのロック・アム・リングで十分事足りるだろう。今年のヘッドライナーを務めたのは、システム・オブ・ア・ダウンとベテランのドイツ・パンク・バンドのディ・トーテン・ホーゼン。
■ロスキルド(デンマーク・ロスキレ)
ヨーロッパのフェスティバルの中でベスト・フェスティバルの1つであり、最も効率的に運営されていると広く認められている、このデンマークのイべントは安定した人気を誇っている。2017年のヘッドライナーを務めたのは、アーケイド・ファイア、フー・ファイターズとジャスティス。
■ロラパルーザ(アメリカ・イリノイ州シカゴ)
元々ツアー型フェスティバルだったロラパルーザは、現在も高い評価を受けているマルチ・ジャンルな豪華ショウ。2017年8月のヘッドライナーはザ・キラーズ、ミューズ、チャンス・ザ・ラッパー等。
■ピッチフォーク・ミュージック・フェスティバル(アメリカ・シカゴ)
恒例のコーチェラ・フェスティバルほどは世に知られていない(4月に開催される)ピッチフォークだが、レコード・フェアや非常に多岐に渡る出演者等によって3日間開催される多様な内容のイべントで、2017年の呼びものはLCDサウンドシステムやア・トライブ・コールド・クエスト等。
■レディング&リーズ(イギリス)
イギリスで8月末の祝日を含む週末3日間に開催される非常に人気の高いフェスティバル、レディング&リーズはメタル、インディ・ポップ、オルタナティヴ・ロックの多彩な顔ぶれが勢揃い、その勢いは40年近く衰えを知らない。
■ワイト島フェスティバル(イギリス)
最初のワイト島フェスティバルは、ボブ・ディラン、ジミ・ヘンドリックス、ザ・フー等レジェンドのパフォーマンスが行われ、70年代を迎えようとしていた頃に遡る。近年、見事復活を果たした2017年のラインアップは、フリートウッド・マック、ザ・プロディジー、ザ・ブラック・キーズ等。
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