ダイアー・ストレイツ最後のスタジオアルバム『On Every Street』
1991年9月28日、ダイアー・ストレイツのアルバムが全米アルバム・チャート入りしたが、これのアルバムが最後のスタジオ・アルバムになるとは当時は誰もわからなかった。バンドの6枚目、そして結果として最後のリリースとなった『On Every Street』はその日全米チャートに初登場し、最高位12位に達した。
我々も知っているとおり、ダイアー・ストレイツは、彼等の解散を正式な声明で発表したことは一度もない、しかし、そのヒントは、1990年にリリースされた、ダイアー・ストレイツのマーク・ノップラーとキーボーディストのガイ・フレッチャーが所属していたグループ、ノッティング・ヒルビリーズのアルバム『Missing…Presumed Having A Good Time』で与えられている。1995年までに、マーク・ノップラーは、ダイアー・ストレイツ以外の活動に傾倒していき、最終的に、その1年後に、サントラ以外では初となるソロ・スタジオ・アルバム『Golden Heart』をリリースしている。
アルバムは、ポール・ヤングのシングル・コレクション『From Time To Time』にかわって、イギリスで初登場1位を獲得した。ダイアー・ストレイツは4週間TOP10にとどまり、その後27週間チャートインし続けた。最終的には、36週もの間チャートにとどまった。イギリスでアルバムがリリースされてから10日後、アルバムはダブル・プラチナムを獲得している。
ダイアー・ストレイツ『On Every Street』