ステッペンウルフの20曲:ワイルドにいきたロック・バンド
ワイルドになるため(Born To Be Wild)に生まれたロサンゼルス出身のベストセラー・ロッカーのアルバムとシングルの数々に深く迫ろう。
1960年代後半と1970年代前半に、ステッペンウルフはトータルで2,500万枚のレコードを売り上げ、8枚のゴールド・アルバムと、世界中に彼らの名を広めた3曲のシングルを発表した。その3曲はもちろん、他にも深く掘り下げて聞く価値のあるカタログを創造している。それを、プレイリストのステッペンウルフの20曲で紹介しよう。
ステッペンウルフはそのサウンドと「Heavy Metal Thunder」という歌詞によってヘヴィ・メタル・シーンにとって、シンボルかつ原型となったヒット曲「Born To Be Wild(邦題:ワイルドでいこう!)」と密接に関連づけて語り続けられるだろう。デニス・エドモントン、通称マーズ・ボンファイアーが作曲したこの曲は、同年発売された彼らのデビュー・アルバムの収録曲で、同アルバムからは「ステッペンウルフの20曲」には他にもホイト・アクストン作の「The Pusher」、ドン・コヴェイとスティーヴ・クロッパーによる「Sookie Sookie」と「Berry Rides Again」、そしてステッペンウルフのフロントマンでメインライターのジョン・ケイ(1944年4月12日生まれ)のオリジナル曲「Your Wall’s Too High」をリストに入れた。
彼らのセカンド・アルバム『Steppenwolf The Second』は、「Magic Carpet Ride」という新しい代表曲と共に人気を博した。プレイリストには、その曲と並んで珍しいアコースティック曲の「Spiritual Fantasy」と、楽しい時間にインスパイアされた「Don’t Step On The Grass, Sam」を入れた。3枚目のアルバム『At Your Birthday Party』は、彼らに3枚目のトップ10入りシングル「Rock Me」をもたらした。その他に「It’s Never Too Late」と「Jupiter’s Child」も収録されていた。
これらの代表的な曲と同レヴェルのヒットではなかったかもしれないが、彼らはシングル曲をチャート入りさせ続けた。「Move Over」「Monster」や、ライヴ盤『Live Steppenwolf』収録の「Hey Lawdy Mama」のおかげで、彼らはFMラジオ局とAMラジオ局の両方で曲がかかるバンドでい続けた。彼らのライヴ盤からは「From Here To There Eventually」もリストに入れた。
アルバム『Steppenwolf 7』は、「Who Needs Ya」と「Snowblind Friend」を生み出した。「For Ladies Only」は、彼らが1971年に発表したアルバムのタイトル曲だ。このアルバムからは、「Ride With Me」も発表された。そして1974年、彼らは「Straight Shootin’Woman」で、再び全米シングル・チャートのトップ30入りを果たす。ステッペンウルフの遺産は、生き続ける。
Written By Paul Sexton
♪ プレイリスト『Steppenwolf Best Of』