U2初のライブアルバム『Under A Blood Red Sky』(1983年)
俳優クリストファー・コネリーはローリング・ストーン誌でこう語っている「このアイルランドのバンドの魔法のようなパワーは、コンサートで一番鮮やかに実証され、前回のツアーから選出された8曲が収録されたこのミニ・アルバムでは、U2がなぜ1983年のベスト・ライヴ・バンドに選ばれたのかを十分に証明している」。
初のライヴ・アルバムとして1983年11月に『Under A Blood Red Sky(邦題:ブラッド・レッド・スカイ=四騎=)』が発売されるまで、何年間にも渡ってU2はそのステージ技法に磨きをかけてきた。9ヶ月前に発売され大ヒットとなった3枚目のスタジオ・アルバム『War(邦題:WAR(闘))』の勢いにも乗り、最も魅力的なライヴ・バンドのひとつであることを世界中に思い知らせていた。メロディー・メーカー誌でアダム・スウィーティングはこのように書いている「パワー全開、そして全速力のU2のステージに巻き込まれた人は滅多にないゾクゾク感を体験するはず」。
アルバム『Under A Blood Red Sky』は大規模な“War”のツアー中に行われた3公演で録音され、その世界規模のツアーは前年の10月に行われたツアーを超えるスケールとなった。世界中を回るスケジュールであったため、『Under A Blood Red Sky』とそのコンサート映像作『Live At Red Rocks』が世に出ようとしているギリギリの時期までツアーが行われていた。
アルバムに収録されている8曲中5曲は、発売日のたった3ヶ月前に、ドイツのライン川沿いに建つザンクト・ゴアルスハウゼンのローレライ劇場にてレコーディングされた。
そこでは彼らを代表する曲「Sunday Bloody Sunday」と「New Year’s Day」が、6月に行われたコロラド州モリソン近くにあるレッド・ロックス野外劇場では「Gloria」と「Party Girl」がレコーディングされた。その他の収録曲「11 O’ Clock Tick Tock」は5月に行われたボストンのコンサートでのものになる。
アルバムはUKチャートで2位にランク・インし、73週間トップ40内に、そして見事に201週間トップ100位圏内での位置を保持した。世界規模の業績の一例として、全米では3ヶ月でゴールド・ディスク、18ヶ月でプラチナ・ディスク、そして1994年にはトリプル・プラチナ・ディスクを獲得している。
Written By Paul Sexton
U2
THE JOSHUA TREE TOUR 2019
ヨシュア・トゥリー・ツアー20199
2019年12月4日(水) ・ 5日(木)
さいたまスーパーアリーナ
OPEN 18:00 / START 19:30
お問い合わせ:info@livenation.co.jp
公演リンク : www.u2Japan2019.com
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