reDiscover:ステイタス・クォー『Whatever You Want』

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ステイタス・クォーの10枚のヴィンテージ・アルバムを含む豊富なコレクション『Vinyl Collection 1972-1980』のボックスセットから最後に紹介するのも素晴らしいアルバムだ。今回は、12枚目となるスタジオ・アルバムで1970年代最後の作品となった『Whatever You Want』を紹介しよう。

アルバムを予告するタイトル・トラックは、ステイタス・クォーのテーマ・ソングのひとつで、リック・パーフィット/アンディ・ボーンが作曲したことはみんなが知っている。シングルとしてUKチャートで4位にランクイン、そして9週間チャート入りを果たし、彼らの9枚目となるトップテン・ヒットとなった。アルバムがその数週間後の1979年10月に発売されるとザ・ポリスの『Regatta de Blanc(邦題:白いレガッタ)』とブロンディの『Eat To The Beat』に続き、ベストセラーとして3位にランクインした。

ステイタス・クォーのアルバムは11月半ばまでチャートインし続け、またひとつダブル・ディスクを獲得:9月1日にシングルはシルバーを、そしてちょうど1ヶ月後にはアルバムもシルバーを獲得した。

1978年の前作『If You Can’t Stand The Heat…』同様に、新作にはバーニー・フロストが共作したトラックが3つ含まれ、ロバート・ヤングがもう3曲を共作している。楽しいブギー・ロックで知られるバンドにとって、2枚目のシングルは驚くようなトラックだった:優しいアコースティック・ハーモニーの「Living On An Island」はクリスマス時期に16位にランクインした。

トニー・スチュワートは‘NME’誌でポジティブなレビューを書いている。“音楽的には彼らの最も成功した作品と言えるだろう。ポジティブな熱意が10曲中8曲から広がり、激しいギター・リズムは安定した確かなベースとドラムと張り合っている。”


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