全40曲！モータウンとクリスマスを：ベスト・モータウン・クリスマス・プレイリスト

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12月 8, 2019

Eri Sasano

クリスマスは楽しむための季節。そしてモータウンのスタイルでお届けする「Frosty The Snowman」のようなクラシックにあわせて踊る以上に、盛り上がれるものなどあるだろうか。モータウンによるホリデイ・マジック、”モータウンでクリスマス”のプレイリストの一環として、プレイリスト上にあるモータウンのクリスマス・ソングがすべてそうであるように、多分に漏れずジャクソン5もクラシックのモーター・シティーの間違いないグルーブを持つキラキラしたヴァージョンを届けている。

もしあなたがクリスマスの奇跡を求めるなら、私たちのプレイリストにはスティーヴィー・ワンダーのクリスマス曲がある。彼のクリスマス・ソングが幾つかリリースされたとき、シンガーだった彼は若干17歳だった。しかし若き天才の季節的な曲作りを聞いても、あなたはそれに気付かないだろう。「Little Drummer Boy」は1941年以降、ミュージシャンやリスナーたちを一様にとりこにしており、ジミ・ヘンドリックスがカヴァーしたほどだ。スティーヴィー・ワンダーの着実に築くビートに合わせた喜びに満ちたリーディングは、あなたの指でドラムを刻ませるだろう。

同じくスティーヴィー・ワンダーの「What Christmas Means To Me」では、絶え間なくベルがリンリンとなり続けるが、一方では、これこそまさにタムラ・モータウンの曲ともいえる。モータウン創設者ベリー・ゴーディの姉であり、マーヴィン・ゲイの元妻であるアンナ・コーディ・ゲイが共同制作した曲の天使のように優しいハーモニカの前に、ティーンエイジャーがアップ・ビートなメロディで舞い上がるのだ。また、スティーヴィー・ワンダーによる「Ave Maria」や「One Little Christmas Tree」もリストに含まれている。モータウンとクリスマスが、まるで北欧のモミの木とその光のように調和しているのだ。

偉大なモータウンのクリスマス・ソングのトップ40の中には、例えばフォー・トップスやシュープリームス、ダイアナ・ロス、ザ・ミラクルズ、スモーキー・ロビンソン、ライオネル・リッチー、キム・ウェストン、ジョニー・ギルなど豪華モータウンのアーティストたちによる季節的な出演もあり、「Rudolph The Red-Nosed Reindeer（邦題：赤鼻のトナカイ）」や「Silver Bells」「Winter Wonderland」「O Holy Night（邦題：さやかに星はきらめき）」などのスタンダード・ナンバーも収録されている。

中にはいろいろと考えさせられるモータウンのクリスマス・ソングもある。ベトナム戦争中にレコーディングされたマーヴィン・ゲイの「I Want to Come Home For Christmas」は、せめてホリデイには帰省したいと願うアメリカの戦争捕虜の部隊からの視点でこの季節を歌っている。マーヴィン・ゲイのサイケデリックな「Purple Snowflakes」はクリスマスの精神を少し吸収しすぎたのではないかとすら、考えさせるかもしれない。

またリストには、ボーイズIIメンによる「Silent Night」や、ホワイト・クリスマスを夢見させてくれる彼らの素晴らしいカヴァー「Let It Snow」などモータウンここ最近の作品も含まれている。そして心配しなくても大丈夫。もちろん例の代表曲も含まれている。テンプテーションズの好意により、モータウンに由来する曲「Give Love On A Christmas Day」をテンプテションズがカヴァーした一曲だ。

お祭り気分で集まるには最高のサウンドトラックとなるプレイリスト。
あなたの好きなモータウンのクリスマス曲も是非教えて下さい。

Written by Martin Chilton