シン・リジィにとって、1976年は印象的な年だ、そのハイライトのひとつは全米チャート・デビューである。その年の5月、彼らはバックマン・ターナー・オーヴァードライヴの全米ツアーのサポートに乗り出し、誰から聞いてもあらゆる場所の観客を感嘆させたそうだ。すでにアルバム『Jailbreak(邦題:脱獄)』は大西洋の両側で、チャートを上りはじめており、Billboard誌の5月15日号は、「The Boys Are Back In Town」が全米シングル・チャート入りを果たしたという良いニュースを運んできた。